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おいでませ知事室 これからが、まさにジャンプの時
県庁前のパークロードの木々が少しずつ赤く色づき始め、秋が深まってきたことを感じさせられます。
「実りの秋」、「芸術の秋」、「食欲の秋」と、秋を表現する言葉はあまたありますが、今の私に最初に浮かぶ言葉は、やはり「スポーツの秋」です。
といいますのも、2011年の「おいでませ!山口国体(第66回国民体育大会)」「おいでませ!山口大会(第11回全国障害者スポーツ大会)」まで、いよいよ後2年と迫ったことで、今まで以上に、両大会にかける熱い想いがこみ上げてきているからです。
私には、あの2001年の山口きらら博、2006年の国民文化祭、そして、2年後の山口国体・山口大会という全国規模のイベントを活用しながら、ホップ・ステップ・ジャンプで「県民力」・「地域力」を高め、山口県を元気にしたいという強い願いがあります。
県民の皆様の大きな力をいただいて、山口きらら博、国民文化祭は大成功を収めて、ホップ・ステップとやってまいりました。いよいよ、これからがまさに、山口国体・山口大会へ向けて「ジャンプ」をする時です。
今、このジャンプをするに当たって、二つの課題があると思います。
一つは、競技力の向上です。今年の「新潟国体」では、選手の皆様には大変頑張っていただきました。ただ、総合得点は目標としておりました1,000点に届かず、総合順位は28位にとどまりました。山口国体での総合優勝のためには、さらにさらに頑張っていかなければなりません。
私は、自ら先頭に立って取り組んでいく決意であり、私自身が、競技力向上対策本部の本部長に就任し、今、各競技で抱えている課題は何なのかということをしっかりと受け止め、選手、監督、役員の皆様と力を一つにして、総合優勝に向けて全力で頑張ってまいります。県民の皆様には、それぞれの地域の中で、地元開催競技の応援やその競技に出場する山口県選手に対する激励などによって、両大会の機運を、さらに盛り上げていただきたいと思っています。
こうした競技力の向上に加え、もう一つは、本年度から取組が始まっている花いっぱい運動やボランティア活動など、「国体県民運動」で頑張っていくということです。このことは、山口県選手団の元気につながりますし、全国からお越しの選手や監督、役員、観客の皆様に、山口県からの元気をさしあげるメッセージにもなるでしょう。10月11日から、大会の運営を支えていただくためのボランティア「きらめきサポーター」の募集をスタートいたしましたので、こうした思いを共有し、多くの皆様から御応募いただくことを願っております。
山口国体・山口大会を契機に、山口県のおもてなしの心や元気を全国に発信し、参加された皆様が「本当に山口県は良かった」と、いつまでも思い出に残るような大会にしていけるよう、さあ、皆さん、ともに「ジャンプ」していこうではありませんか。