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おいでませ知事室 春に向かって

ページ番号:0011220 更新日:2009年4月1日更新

 今年も、桜の季節が巡ってきました。
 県内では3月18日に下関市で、例年よりも11日早く、観測史上、最も早い桜の開花宣言が出されました。
 郷土の俳人 種田山頭火は、旅中に病んだ際に「あすはかへらう さくらちる ちつてくる」という句を詠んでいます。日本人にとって桜は心に沁みる花であり、特にふるさとの桜には、誰もが格別の思い入れを持っておられると思います。

 私は、県民の皆様が、将来にわたり、ふるさとへの熱い思いを持ち、そして、誰もが住んで良かったと心から実感できる「ふるさと山口」にしていけるよう、先般、今後4年間の県政運営の新たな指針である「住み良さ日本一元気県づくり加速化プラン」と、新たな県政集中改革を総合的・戦略的に進めるための「新・県政集中改革プラン」を策定したところであり、本年度から本格的な取組をスタートします。

 加速化プランでは、「県民・市町とともに」、「今なすべきことに対応」、「山口県らしさを創造」するという3つの視点に立って、何よりも、県民の皆様のくらしの安心・安全を守ることを基本に、例えば、地域における深刻な医師不足対策の充実や、離島・中山間地域での救急医療体制を確保するドクターヘリの導入、全ての小・中学校における35人学級化の推進、さらに「元気県づくり」に向けて、企業誘致の推進等による「新規雇用2万人創出構想の実現」や地産・地消の拡大等による県内食料自給率の向上など、96の重点事業を掲げ、「住み良さ日本一の元気県づくり」に積極的に取り組んでいくこととしています。

 また、「改革プラン」では、分権型社会に対応した自立的で持続可能な行財政基盤を築き、これを次代に確実に継承していくため、改革の手を緩めることなく、「財政改革」、「行政改革」、「公社改革」の3つの柱の下で、財源確保対策をはじめ、県組織のスリム化・効率化、また、土地開発公社等の保有資産の早期処分の取組などを集中的に進めてまいります。

 季節は春を迎えましたが、県経済では、急激な景気・雇用情勢の悪化により、厳しい「冬」が続いており、県民の皆様の暮らしにも様々な影響が生じています。
 県財政も未曾有の厳しい状況に陥っておりますが、私は、県経済や生活面でも厳しい冬を乗り越え、一日でも早く穏やかな春を迎えられるように、喫緊の課題にもしっかりと対応するとともに、県民の皆様や市町と連携・協働しながら、新たに策定したプランの下、私たちのふるさと山口が、県民生活のあるゆる分野で全体としてバランスのとれた、まさに「住み良さ日本一の元気県」となるよう、これからも全力で取り組んでまいります。