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おいでませ知事室 県民のみなさまへ(平成19年 (2007年) 1月 1日)
皆様、明けましておめでとうございます。
すがすがしい新年を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、皆様やご家族にとりまして、今年が希望に満ち、輝ける年となりますように、心からお祈りいたします。
今年の干支は「亥(いのしし)」ですが、亥は、においや音に敏感で山野をたくましく生きていくことから、危機を察知する能力に優れ、あらゆる難関を突破していくと言われており、私も、それにあやかり、将来を十分に見通し、常に先見性をもって、仕事を進めていきたいと思っております。
さて、昨年の国民文化祭は、県民総参加による「山口県まるごと国民文化祭」として、山口県の元気や魅力を県内外に大きくアピールすることができました。
県内各地で総意工夫された様々なイベントを通じ、改めて、県民の皆様の情熱やエネルギー、さらには、県民活動の重要性を認識いたしました。
私は、これからの地方分権時代において、地域間競争に打ち勝ち、新たな県づくりを進めるためには、昨年の国民文化祭の成功により大きく高まった「県民力」と「地域力」を原動力に、市町や県民の皆様と一体となって、県民運動の取組も強化しながら「住み良さ日本一の元気県づくり」の加速化を図っていきたいと考えております。そして、その県民の皆様のパワーを2011年に開催する「山口国体」でも十分に発揮していただきたいと願っています。
また、昨年は、本県待望の8人目の内閣総理大臣が誕生した年でもありました。
安倍総理には、地方の意見を十分取り入れ、強力なリーダーシップを発揮していただき、地方分権改革を強力に推進され、「強い地方」が実現することを強く期待しております。
私は、分権時代における新しい県づくりを進めるため、引き続き、将来にわたって持続可能で強固な行財政基盤を構築するため、最終年度を迎える県政集中改革にしっかりと取り組んでまいりますとともに、安心・安全を基盤に、生活のあらゆる分野で、「住み良さ」を真に実感できる地域こそ、分権時代を勝ち抜き、多くの県民の皆様が望まれる新しい県の姿であると考え、現在、「住み良さ日本一の元気県づくり」に取り組んでおります。
一昨年には、全国比較が可能な指標からなる「やまぐち住み良さ指標」を策定したところであり、現在、この指標を活用しながら、本県の優れているものはこれを維持し、十分でないものは、着実にランクアップを図る取組を進めております。
今年は、「住み良さ日本一」の実現に向け、昨年選定しました「やっぱりいいね 自然も笑顔も山口県 めざそう住み良さ日本一」を合い言葉に、県を挙げての県民運動を盛り上げていきたいと考えています。県民の皆様の一層のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。