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木屋川ダム(再開発)
木屋川(こやがわ)ダム(再開発)
治水機能の向上と河川環境保全のため、既設の木屋川ダムを10メートル嵩上げし、総貯水容量を増やします。
1.諸元
水系・河川名 |
木屋川水系木屋川 |
---|---|
位置 |
山口県下関市豊田町大字大河内 |
目的 |
洪水調節、流水の正常な機能の維持 |
湛水面積 |
約2.45平方キロメートル(1.61平方キロメートル) |
集水面積 |
84.1平方キロメートル |
型式 |
重力式コンクリートダム |
堤高 |
約51.0メートル(41.0メートル) |
堤頂長 |
約237.0メートル(174.3メートル) |
堤体積 |
約150,000立方メートル(84,500立方メートル) |
総貯水容量 |
約38,350,000立方メートル(21,750,000立方メートル) |
有効貯水容量 |
約37,300,000立方メートル(21,080,000立方メートル) |
洪水調節容量 |
約17,500,000立方メートル(9,000,000立方メートル) |
利水容量 |
約19,800,000立方メートル(19,440,000立方メートル) |
堆砂容量 |
約1,050,000立方メートル(670,000立方メートル) |
※括弧内は現在の木屋川ダム諸元です。
2.ダムの効果
洪水調節効果
ダム地点の計画高水流量毎秒620立方メートルのうち、毎秒400立方メートルの洪水調節を行い、木屋川沿川地域の水害を防除します。
旧菊川町船津橋下流堤防決壊箇所 昭和34年7月14日洪水
下関市大字吉田(貞恒川合流点)付近 昭和39年6月25~28日洪水
旧豊田町矢田 平成11年6月29日洪水
河川環境の保全
ダム地点下流沿川の既得用水の確保や、木屋川にみられる動植物の生息・生育環境の保全に必要な流量の確保ができるように、ダムから安定した流水を補給します。
平成6年の渇水状況(旧豊田町西市)
平成14年の渇水状況(豊田湖)
また、選択取水設備の設置等により、水質の改善に努めます。
3.環境への取り組み
事業の実施にあたり、環境影響評価法に基づく環境影響評価を行っています。
4.進捗状況
令和4年8月に地権者協議会と基本協定を締結しました。