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キジハタの採捕制限について
1 概要
県では、キジハタの資源増大を図るため、平成24年度から種苗の量産化・放流を開始しています。
この度、より効果的な資源造成を進めるため、種苗放流後の資源管理を実施することとし、漁業調整委員会指示によりキジハタの採捕を制限することとしました。
2 採捕制限の内容
- 内容
- 山口県海域における全長30cm未満のキジハタの採捕を禁止
- 適用
- 平成25年10月1日から周年
- 参考(ポスター・リーフレット)
3 採捕制限により期待される効果
- 産卵親魚の保護
- キジハタは30cm以上になるとメスが卵が産めるようになります。30cmより小さなものを獲らずに、卵を産ませてから採捕することで、産卵親魚の保護が期待できます。
- 漁業所得の向上
- 大きくなってから採捕することで、漁業所得の向上が期待できます。
4 キジハタの特徴
- 青森以南から沖縄にかけての潮通しの良い岩礁帯に生息する暖海性の魚
- 山口県では、日本海と瀬戸内海のどちらにも生息
- 山口県沿岸域で獲れる魚では随一の高級魚であり、漁獲量が少ないことから市場価格は最高5,000円/kgになる。
- 刺身、鍋、煮つけ、酒蒸しなど、どんな料理でも非常においしい白身の魚
5 漁業調整委員会指示
- 漁業調整委員会指示とは
- 水産動植物の繁殖保護や漁業調整上必要な場合、海区漁業調整委員会が漁業法の規定に基づき、関係者に対し水産動植物の採捕に関する制限または禁止等の必要な「指示」(これを「漁業調整委員会指示」といいます。)をすることができます。
- 漁業者はもちろん遊漁者、海洋性レクリエーション関係者も対象となり、この指示の適用を受けます。十分注意してください。
- 指示違反の場合
- 知事は漁業調整員会からの申請に基づき、違反者に対し、指示に従うよう命ずることができます。
- 知事の命令に従わないときは罰則が適用されます。
- 罰則について
- 50万円以下の罰金若しくは1年以下の懲役が科せられます。
6 参考:これまでの取り組み
- 公益社団法人全国豊かな海づくり推進協会 機関誌「豊かな海」(別ウィンドウ)<外部リンク>で本県の取り組みに関する記事がご覧になれます。(第30号)
7 お問い合わせ先
- キジハタの資源管理に関すること:生産振興班(電話:083-933-3540)
- 漁業調整委員会指示に関すること:漁業調整取締班(電話:083-933-3532)