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やまぐち森林づくり推進協議会・平成21年度開催状況
平成21年度やまぐち森林づくり推進協議会の開催
山口県では、荒廃が深刻化している森林を適正に維持・管理し、県民共有の財産として次世代に引き継いでいくため、森林の整備を目的とした「やまぐち森林づくり県民税」を平成17年度に導入しました。
この森林づくり県民税関連事業の実施などに当たっては、県民の皆様のご意見を反映するため、学識経験者や公募委員などで構成される「やまぐち森林づくり推進協議会」のご意見をお聞きしながら進めています。
第1回協議会の開催内容
1 日時
平成21年5月29日(金曜日) 午前9時30分から午前11時45分まで
2 場所
山口県庁4階 共用第3会議室
3 概要
(1)やまぐち森林づくり県民税の概要とこれまでの取組みについて
県民税の概要と平成20年度までの4年間の取組みについて報告を行いました。
(2)平成21年度事業実施計画について
各事業の実施計画について説明し、計画どおり進めることで了解を得ました。
(3)やまぐち森林づくり県民税の見直しについて
県民税関連事業評価を報告。見直しスケジュール案について説明し、スケジュールに沿って進めることで了解を得ました。
(委員の主な意見)
- 森林の荒廃が原因で大きな被害が生じた事例があるのか。
- 周知率30パーセントは高く評価しているが、繰り返しの周知活動が必要である。
- 見直し方法は、丁寧な方法がとられ、基本的には賛成である。県民周知やアンケート調査などさらに工夫をされたい。
- 今後、5年後、10年後というように、事業実施効果の検証はできないか。また、整備地の樹木の成長の回復度合いを継続して調査できないか。
平成21年度やまぐち森林づくり推進協議会第1回資料 (PDF:2.22MB)
第2回協議会の開催内容
1 日時
平成21年9月18日(金曜日) 午前9時30分から正午まで
2 場所
山口県庁4階 共用第5会議室
3 概要
以下の見直し方向について、協議会の了解を得ました。
(1) 森林づくり県民税は、税制度として継続。
(2) 実施期間は、5年間。
(3) 税額は、現行制度を維持。
(4) 次期事業は、公益森林整備事業と竹繁茂防止緊急対策事業を中核。
(5) 新たに実施すべき事業や事業量を検討し、11月までに見直し案を作成。
その他協議項目
(1) 平成20年度事業実績及び税収額の報告
(2) 平成20年度税収不足分の取り扱い
不足額3,429千円については、平成22年度において調整することで了解を得ました。
(3) 県民意見聴取結果の報告
(委員の主な意見)
- アンケート調査で、税の継続に賛成と回答されていない方に対して、今後の見直し方向をどのように伝えられるのか。
- 個人500円という税額は、消費者の立場からみて妥当である。
- 耕作放棄地に竹が侵入していることについて、新たな事業として検討すべきではないか。
- 森林ボランティア団体などへの支援は、是非とも必要と考える。
平成21年度やまぐち森林づくり推進協議会第2回資料 (PDF:26.12MB)
第3回協議会の開催内容
1 日時
平成21年11月9日(月曜日) 午前10時から午前11時50分まで
2 場所
山口県庁4階 共用第4会議室
3 概要
(1) やまぐち森林づくり県民税の見直し案について
以下の見直し案について説明し、了解を得ました。
(1) 森林づくり県民税は、税制度として継続。
(2) 実施期間は、5年間。
(3) 税額は、現行制度を維持。
(4) 次期事業は、「公益森林整備事業」と「竹繁茂防止緊急対策事業」を中核とし、「竹繁茂防止緊急対策事業」の整備量を現行計画から倍増。
(5) 新たに、広葉樹の植栽など「豊かな森林づくりモデル事業」や県民の森林づくり活動の参加を促進する「森林づくり活動支援事業」を実施。
(2) 見直し案に対する意見聴取手続き案について
見直し案に対する意見聴取手続きについて説明し、了解を得ました。
第4回協議会の開催内容
1 日時
平成22年1月18日(月曜日) 午前10時から午前11時30分まで
2 場所
山口県庁4階 共用第3会議室
3 概要
(1) 見直し最終案について
(1) 森林づくり県民税は、税制度として継続。
(2) 実施期間は、5年間。
(3) 税額は、現行制度を維持。
(4) 次期事業は、事務局案のとおり。
(2) 森林づくりフェスタについて
(1) 開催時期は、秋期から春期への変更を了承。
(2) 平成22年のフェスタ会場は、山口市きらら浜で了解。
(委員の主な意見)
- 見直し最終案については、県民からの意見聴取を丁寧に実施されるとともに、よく精査、検証されバランスのとれた案となっており、この案で進めてほしい。
- 豊かな森林づくりモデル事業の実施箇所については、市町への周知をしっかり図るべきである。
- 森林づくり活動支援事業は、周知効果が上がる手法を工夫すべきである。
- 県民意見交換会では県民税以外の意見も多くあるが、県民税以外の施策にどのように反映するのか。
- 今回示された森林づくりフェスタの時期の変更は大いに賛成である。平成24年開催の全国植樹祭に向けて、平成22年度からホップ・ステップ・ジャンプのようなつもりでフェスタを開催してほしい。
平成21年度やまぐち森林づくり推進協議会第4回資料 (PDF:4.01MB)
第5回協議会の開催内容
1 日時
平成22年3月29日(月曜日) 午後1時30分から午後3時35分まで
2 場所
山口県議会6回 第1特別委員会室
3 概要
(1) 平成22年度やまぐち森林づくり県民税関連事業の事業計画について
計画どおりの実施で了解を得ました。
(2) やまぐち森林づくり県民税の年間広報計画について
計画(案)どおり進めることで了解を得ました。
(3) その他
第63回全国植樹祭・基本構想の説明。
(委員の主な意見)
- 公益森林整備事業地は、より奥山になり境界や地権者の特定が困難になることが予想されるが、事業量の達成の見込みはいかがか。
- 支援を行ったボランティア活動の成果を県民に示すことが重要である。
- 森林づくり活動支援事業は、本協議会で審査して決定される。ボランティアの活動状況などについて、どのように進められているのか確認する必要があると考えるので、是非とも来年度の現地視察に組み込んでいただきたい。
- 県民税事業を進める上では市町も大きな役割があると考える。周知活動を進める上で市町と県とともに広報誌などでPRしていくことが重要である。
- 30パーセントの周知率が高い低いにはあまりこだわらなくてもよいのではないか。5年後を考えれば、周知率ではなく森林に対する理解度などもっと幅の広い観点から考える必要があるのではないか。
平成21年度やまぐち森林づくり推進協議会第5回資料 (PDF:175KB)