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9月8日に特別講演「Well-beingにあふれるデジタル社会を目指して」を、ニューメディアプラザ山口・多目的シアターで開催しました。当日は、ウェルビーイングやスマートシティについての講演やトークセッションが行われました。
特別講演1「デジタル化とウェルビーイング」では、山口県出身で国内のウェルビーイング研究の第一人者である慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏を講師に迎え、暮らしや社会におけるウェルビーイングの意義や重要性、山口県でのウェルビーイングの推進などについての講演が行われました。
ウェルビーイングの実現には、「やってみよう因子」「ありがとう因子」「なんとかなる因子」「ありのままに因子」の幸せの4つの因子が重要であることや、我々一人ひとりが「やりがい」と「つながり」をもって暮らすことがウェルビーイングにつながるということを、様々な知見や観点からお話いただきました。
特別講演2「デジタル田園都市国家構想とWell-being指標」では、デジタル田園都市国家構想のウェルビーイング計測指標であるLiveable Well-Being City指標(LWC指標)の開発で中心的な役割を担われた一般社団法人スマートシティ・インスティテュート専務理事の南雲岳彦氏を講師に迎え、スマートシティの構築や指標の活用方法などについて説明がありました。
スマートシティの考え方は、デジタル技術主導の議論を越え、地球環境との共生や人間の本質的な生き方に関する問いへと視点を深めており、その中心概念にあるウェルビーイングを可視化(計測)することが重要であることなどを訴えられました。
講演の講師お二人がパネラーを、村岡知事がファシリテーターを務めるトークセッションを行いました。
地方においてウェルビーイングの取組をどのように進めていくべきか、若い世代がウェルビーイングの考えの理解を深めていくための取組、スマートシティ形成に向けた課題とそれを乗り越ええるための取組など、ウェルビーイングやスマートシティの普及に向けた様々な意見交換が行われました。
本イベントについては、アーカイブ配信<外部リンク>を行っています。
また、当日の様子は「デジテック for YAMAGUCHI」の事務局note<外部リンク>にも掲載しています。