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絶えない!!児童虐待
本来、児童を守るべき立場にあるはずの保護者からの虐待により、児童が重大な被害に遭う事件が後を絶ちません。
令和2年中、全国では、児童虐待事件の検挙件数や検挙人員、警察から児童相談所に通告した被害児童数が過去最多となっています。
山口県では、警察から児童相談所に通告した被害児童数が735人で、同じく過去最多となっています。
虐待行為から児童を救うためには、まわりの人たちが少しでも早く児童のサインに気付き、専門機関につなげることが大切です。
児童虐待を受けたと思われる児童を発見したときは、直ぐに児童相談所や市町村の窓口に連絡してください。
警察でも児童の安全確保に努めていますので、おかしいなと思えば最寄りの警察署に相談して、緊急の場合は迷わず「110番通報」してください。
児童虐待の種類
児童虐待とは、保護者がその監護する児童(18歳未満)に対し、次に掲げる行為をすることをいいます。
身体的虐待
児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること
- 殴る
- 蹴る
- たばこの火を押しつける
- 投げ落とす
- 激しく揺さぶる
- 溺れさせる
- 首を絞める
- 縄などにより一室に拘束する 等
性的虐待
児童にわいせつな行為をすること又は児童にわいせつな行為をさせること
- 子供への性的行為の強要
- 性器を触る又は触らせる
- ポルノグラフィの被写体にする 等
ネグレクト
児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、その他保護者としての監護を著しく怠ること
- 病気やけがをしても適切な処置を施さない
- 乳幼児を家に置いたまま度々外出する
- 極端に不潔な環境で生活させる
- 保護者以外の同居人による虐待を保護者が放置する 等
心理的虐待
児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと
- 子供の心を傷つけることを繰り返し言う
- 無視する
- 他の兄弟姉妹と著しく差別的な扱いをする
- ドメスティックバイオレンスを児童の目の前で行う 等
児童虐待を発見したら通告を!
発見時の通告義務
児童虐待の防止等に関する法律では、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、児童相談所等に通告しなければならないこととなっています。
- 児童相談所全国共通ダイヤル
189 - 山口県内の児童相談所
通告者の保護
児童虐待の防止等に関する法律では、通告を受けた場合においては、通告をした者を特定させるものを漏らしてはならないこととなっており、通告された方が特定されることはありません。
匿名通報ダイヤル
子供や女性を犯罪の被害から守るため、匿名により情報を受け付ける制度です。
匿名通報ダイヤル<外部リンク>
(編集 人身安全対策課)