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性犯罪から身を守るために
痴漢などの犯罪者があなたを狙っています。
山口県内でも女性が被害者となる事件が多数発生しています。
「わたしは大丈夫」、「わたしには関係無い」という思いは、犯罪者に隙を見せることに繋がり、ターゲットにされやすくなります。
このような犯罪から身を守るため、正しい知識を持ち、犯罪被害に遭わないようにしましょう。
身を守る知識~その1 ★まずは性犯罪の特徴を知りましょう★
女性を狙った性犯罪等の特徴
- 年間を通じて発生しています。
- 周囲の目の少ない夕方から、深夜明け方での被害が目立ちます。
- 後方から「口を塞がれる」、「抱きつかれる」被害が多く発生しています。
- 出会い系サイトで知り合った男性とのデートで被害に遭っています。
身を守る知識~その2 ★次に犯行手口を知りましょう★
- ベランダなどの無施錠箇所を狙って侵入してきます。
※2階以上でも壁等をよじ登ってきますので注意してください。 - 帰宅途中などの女性を付けて行き、人目の無い場所で襲ってきます。
- マンションのオートロックが開いている時に住民を装って侵入し、エントランスやエレベーター内、非常階段等の死角になる場所に連れ込もうとします。
- 対象となる女性に同伴者がいないか、一人暮らしであるか、何時頃に帰宅するかなど、下見行為をしています。
身を守る知識~その3 ★このようなことにも注意しましょう★
- 男性から声をかけられたり、つきまとわれたりする。
- 暗い夜道で、同じ男性と度々出くわす。
- しつこくナンパしてくる男がいる
このようなことは、性犯罪の被害に遭う一歩手前の前兆事案の可能性があります。
被害に遭わないよう、防犯意識を高めて、正しい知識を身につけましょう。
※犯人は単独で行動し、警戒心を示さない女性を狙っています。
身を守る知識~その4 ★危険を回避する能力を身に付けましょう★
- 暗くなってから一人で出歩かず、家族等の送迎をしてもらったり、バスやタクシーなどを利用する。
- なるべく明るく人通りの多い道を通行する。
- 上着を着るなど、露出の高い服装を避ける。
- 防犯ブザー等を携帯し、躊躇しないで鳴らす。
- 夜道を歩く時は警戒心を持つ。
- メールをしたりイヤホンで音楽を聴きながら歩かない
- 一人での行動はできるだけ避ける
- 暗い箇所は、できるだけ避けて通る
- 後からつけられていないか警戒する
- エレベーターで知らない男性と二人きりになったら、途中の階で降りる。
- 玄関の鍵を開けるときは、周囲に注意する。
- 自宅に入っても玄関の鍵をかけるまでは油断しない。
- 2階以上でもベランダの鍵は必ず掛ける。
- 見知らぬ訪問者とはドアチェーンを掛けたまま応対する。
- もしも、襲われたときは、勇気を振り絞って大声を出すなどして助けを求め、すぐに110番通報する。
- 興味本位で出会い系サイトを利用しない。
- プライバシーが分かるゴミを出さない。
身を守る知識~その5 ★地域の皆さんの協力も不可欠です★
男性に比べて力の弱い女性は、性犯罪のみならず、ひったくりなどの犯罪被害に遭う危険性が高いといえます。
犯人がもっとも恐れるのは、「住民の視線」です。
地域のみなさんも、女性を守るために
- 犯罪や不審者等の情報を地域で共有
- 夜間一人で歩いている女性を見かけたら注意喚起の声かけ、あいさつ
- 地域住民による自主防犯パトロール
- 注意を呼びかける立て看板等設置への働きかけ
- 明るく安全に通行しやすい街づくりへの働きかけ
などの御協力をお願いします。
万が一被害に遭った場合は勇気を持って110番通報してください
このような性犯罪は、被害者の羞恥心から届出がなされない場合が多く、事件が潜在化する傾向にあります。
しかし、「泣き寝入り」を続けていたのでは、犯罪者の思うつぼとなってしまいます。
犯人を検挙し、今後の被害を増やさないためには、あなたの協力が必要です。
警察本部や主な警察署には、女性警察官の性犯罪捜査官が配置されています。
万が一、性犯罪などの被害にあった場合には、すぐに110番通報してください。
あなたの勇気が犯罪者の検挙や再犯防止に繋がります。
痴漢・盗撮被害防止啓発パンフレット(表面) (PDF:355KB)
痴漢・盗撮被害防止啓発パンフレット(中面) (PDF:376KB)
(編集 人身安全・少年課)