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「山口データアカデミー」成果報告会を開催しました

ページ番号:0141707 更新日:2022年3月24日更新

 

 

令和3年度成果報告会を開催

令和4年3月22日(火曜日)に、令和3年度山口データアカデミーにかかる成果報告会をやまぐちDX推進拠点「Y-BASE」で開催しました。
報告会には、受講者および受講者の所属自治体の他、県内外から多くの自治体職員がオンラインにて参加されました。

Y-BASE

「データ分析型」受講者成果報告

第一グループ「中山間地域の移住・定住課題の解決」周南市

第二グループ「地域における稼げる農業の実現」宇部市

第三グループ「いちじくの町を目指す(所得を向上させて豊かな生活を実現)」田布施町

報告の様子1オンライン報告

課題事項やそれを検証するために必要なデータの候補、それらの分析から見えてきた気づきなどがしっかりを整理されていて、各グループともに説得力のある発表を頂きました。
また、発表者からの気づきとして、以下のようなポイントが報告されました。

  • アカデミーでの取り組みを通じて「近視眼的・自己満足の施策になっていないか」などを振り返る良い機会となった
  • 実際の住民行動を分析した上での施策立案の重要性についての再認識の機会となった
  • GISによる分析や販売単価の検証などを用いることで、様々な仮説をデータから検証しながら施策アイデアに落とし込むことができた
  • 業務の背景知識がないと仮説が的外れになるという点に改めて気づくことができた

「サービス立案型」受講者成果報告

第一グループ「検診等予約サービス」

第二グループ「行政から住民への情報発信サービス」

第三グループ「学校給食情報の親への提供サービス」

サービス立案1サービス立案2

各グループより、業務フローやプロトタイプの概要など、研修を通じて実施した一連のプロセスについてご説明頂いたうえで、研修を通じて得た様々な気づきが発表されました。

  • 行政がどれだけ主体的に取り組むことができるかがとにかく重要
  • 費用対効果を考慮してしっかりと仕様を標準化することで、複数自治体が共同で開発できる可能性が広がる
  • サービス検討においては、標準的なケースだけでなく、様々なイレギュラーケースまで想定しておかないと業務が回らないしデータが壊れてしまう可能性がある
  • 複数の部署や組織が集まって考えることで、視野が広がり、深く検討ができることが分かった
  • 理想的なサービスを設計するうえで、「しっかりと仕事の棚卸を行う」ことや、「人に寄り添ってデザインする」ことが重要
  • プロトタイピングに使えるツールを知っていると、サービス検討がより深いものになると実感できた

講師講演、対談

データアカデミーの講師である市川博之氏より、データ利活用特別講演が行われました。

講師講演

講演では「データの重要性」について、今やどんな業務でもデータ利活用なしには成り立たないことが協調されるとともに、政策立案や業務改革、行政の透明性の確保などの観点から、様々な気づきやノウハウの提供を頂きました。
また、継続的なEBPMにはデータマネジメントが非常に重要であることも提示され、行政職員としてデータを「理解・分析・解釈」する力を身に付ける必要がある点について受講者に呼び掛けられました。
講演後はオープンデータ伝道師である牛島清豪氏、講師である徳永美沙氏とオープンデータやデータ利活用に関する意見交換が行われました。

対談

グラレコによる振り返り

全カリキュラムの締めくくりとして、グラレコ(グラフィックレコーディング)による振り返りが行われました。

グラレコ

報告会の様子をリアルタイムで作成したグラレコで振り返ることで、当日の発表や議論のポイントが整理され、参加者で認識共有を行って終了です。

​聴講者の方々からも、「受講者が熱心に研修に取り組んだ様子が伺えた」「素晴らしい発表内容でEBPMの重要性を再認識できた」など、前向きな評価が多く寄せられました。


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