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令和6年6月定例会
令和6年7月1日(月曜日)~2日(火曜日) 所管事項の調査
農林水産委員会を代表いたしまして、本委員会においてなされた所管事項に係る発言のうち、その主なものについて御報告を申し上げます。
まず、有害鳥獣被害対策について、
近年、増加傾向にある鹿の被害に対し、どのような対策を講じるのか。
との質問に対し、
これまでの緊急捕獲事業や下関市・長門市でのくくりわなの使用解禁による捕獲の強化に加えて、今年度は、狩猟者の負担軽減を目的とするハンティングドローンを活用した鹿の巻き狩りの実証を行うこととしている。
また、捕獲個体の有効活用等につながるジビエ利用についても、引き続き、その普及拡大に取り組んでいく。
との答弁がありました。
次に、県産農林水産物等のさらなる輸出拡大について、
今年度どのように取り組むのか。
との質問に対し、
これまでに構築した海外バイヤーとのつながりを活用しながら、引き続き、台湾、ベトナム、シンガポールの重点地域を中心に、トップセールスや現地での物産展の開催、海外バイヤーの産地招聘等を積極的に実施し、販路拡大に取り組んでいく。
また、輸出の推進母体となる輸出コミュニティのさらなる会員拡大に努めるとともに、輸出推進セミナーによる事業者のスキルアップや、輸出コミュニティ交流会を通じた事業者間の連携を図り、国や品目別に事業者が連携して輸出に取り組む輸出ユニットの構築を進めていく。
との答弁がありました。
これに関連して、
○ 県産農林水産物等の輸出目標について
の発言がありました。
次に、やまぐち森林づくり県民税について、
今年度で第4期対策が満了するが、これまでどのような成果があったのか。また、今後に向けてどのように検討していくのか。
との質問に対し、
これまで、間伐による荒廃森林の整備や繁茂竹林の伐採などを進めることで、森林の多面的機能の向上に大きな役割を果たしてきた。また、ボランティア活動等への支援を行うことで、県民参加による継続的な森林整備を進めてきた。
今後は、学識経験者などにより構成される推進協議会において意見を伺うとともに、市町や森林・林業関係団体へのアンケート調査等を実施し、検討を進めてまいりたい。
との答弁がありました。
これに関連して、
○ やまぐち森林づくり県民税を活用した荒廃森林の整備状況について
○ やまぐち森林づくり県民税と森林環境譲与税のすみ分けについて
などの発言や要望がありました。
このほか、農業関係では、
○ 食品衛生法の改正に伴う農林水産分野の対応について
○ 食料・農業・農村基本法の改正に伴う県の取組と目標について
○ 農村の交流人口拡大に向けた取組について
○ 新幹線を活用した県産農林水産物等の貨物輸送サービスについて
○ 地産地消等に係る指標の設定について
○ 学校給食の地場産食材使用率について
○ 農作業の安全対策について
○ 農地所有適格法人の議決権要件の特例について
○ 一般社団法人やまぐち農大の運営状況等について
○ 農地転用の現状等について
○ 地域計画の策定状況について
○ きらら博記念公園フラワーガーデンとやまぐちフラワーランドのすみ分けについて
○ ソーラーシェアリングに対する取組の方向性について
○ ため池点検パトロールの実施状況等について
○ やまぐち和牛燦の需要拡大に向けた取組について
○ 家畜伝染病の予防対策について
○ 畜産における継承支援について
○ 県産飼料利用拡大の取組について
林業関係では、
○ 林業指導センター跡地の現状と今後の対応について
○ やまぐちの林業DX推進事業による取組の方向性について
○ 森林環境譲与税の制度の周知と課題について
○ 山地災害の未然防止対策について
○ やまぐちバンブーミッションの設立経緯と今後の展開について
○ 伐採した竹の利活用について
○ 市町と連携した森林GISの取組について
○ 森林バイオマス発電の取組状況について
○ 盛土規制法による規制区域案等について
○ 「やまぐち伐採と造林の連携等の手引き」の改訂内容について
水産業関係では、
○ やまぐち型養殖業推進事業の成果と今後の取組について
○ ナガスクジラの商業捕鯨対象種への追加について
○ 漁業取締船代船建造事業の進捗状況と今後の予定について
○ 太平洋クロマグロの資源管理について
○ やまぐちほろ酔いシリーズの販売状況について
○ 県産魚の販売促進について
○ 地球温暖化に伴う漁業者への対応について
○ 水上オートバイ等からの漁業者の保護について
○ Jブルークレジット活用推進事業の実施状況等について
○ 山口県海岸保全基本計画の変更について
などの発言や要望がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告といたします。