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令和6年6月定例会
令和6年7月1日(月曜日)~2日(火曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査
環境福祉委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第3号及び第5号の議案2件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。
まず、環境生活部関係では、
瀬戸内海の環境の保全について、
美しい景観と豊富な水産資源を後世に引き継いでいくために、今後どのように取り組むのか。
との質問に対し、
栄養塩類については、順応的かつ機動的な管理を図るため、ノリの養殖場がある宇部地域での栄養塩類管理計画の策定に向けて、関係機関等と検討を開始したところである。
また、海洋ごみ対策については、関係団体や漁業者等による漂流・海底ごみの回収・処理に取り組むほか、河川から海域へのプラスチックごみ等の流出状況を調査し、実態に応じた対策を検討する。
こうした取組の状況を把握するため、瀬戸内海の環境保全に関する山口県計画において、栄養塩類増加措置の実施施設数など31の指標を設定しており、指標を確認しながら各種取組を着実に推進していく。
との答弁がありました。
次に、生物多様性の保全について、
「やまぐち生物多様性センター」を中心とした自然共生サイトの登録促進など、生物多様性の保全に向けた取組について伺う。
との質問に対し、
やまぐち生物多様性センターでは、自然共生サイトに興味のある企業や自然保護団体を対象に、自然共生サイトの登録に必要な情報を提供する講演会や、企業と団体の連携を深めるためのワークショップなどを行うセミナーを開催するほか、多くの企業に生物多様性の保全に関わってもらうため、新たに「生物多様性応援宣言企業」の登録を開始することとしている。
また、生物多様性に対する認識や関心を高めるため、ビジターセンターで開催するイベントの拡充を図るなど、人と自然がふれあう機会を充実させることにより、社会全体で生物多様性を保全する機運づくりに努める。
との答弁がありました。
これに関連して、
○ 生物多様性やまぐち戦略の改定について
○ ビジターセンター等の利用促進について
などの発言や要望がありました。
このほか、
○ 「188見守りサポーター」等による消費者への対応について
○ 「あいかさねっと」の登録促進について
○ インターネット上の誹謗中傷への対応について
○ 山口県人権推進指針の改定について
○ 婦人教育文化会館「カリエンテ山口」の施設改修について
○ LGBT等の理解増進について
○ 男女共同参画相談センターにおけるLGBT等への相談対応について
○ 各種様式における性別欄の記載について
○ 熱中症対策の強化について
○ 紅麹の成分を含む機能性表示食品による健康被害への対応について
○ 古くなった農薬や肥料の処分について
○ 山口県災害廃棄物処理計画の見直しについて
○ 災害廃棄物処理支援員の登録等について
などの発言や要望がありました。
次に、健康福祉部関係では、
山口県こども計画の策定について、
やまぐち子ども・子育て応援プランとの関係を含めた計画策定の趣旨を伺う。
また、現時点において、計画の構成をどのように考えているのか。
との質問に対し、
今年度末で終期を迎える現行の「やまぐち子ども・子育て応援プラン」を今年度改定することとしており、改定に向けては、こども基本法で定める「都道府県こども計画」に位置付け、国において新たに策定された「こども大綱」を勘案して策定することとしている。
また、現行のプランは、県の子育て文化創造条例や子ども・子育て支援法等に基づく計画となっているが、新たなプランは、これらに加え、子ども・若者プラン、子どもの貧困対策推進計画、ひとり親家庭等自立促進計画、社会的養育推進計画を一体のものとして策定することで、こども施策への県民の理解促進などが期待できるものと考える。
なお、骨子において、新たなプランの柱には、「安心して子どもを産み育てるために必要な担い手の確保・資質向上」を追加設定することとしており、こうした柱に基づき、今後、実効性のある施策を検討していく。
との答弁がありました。
このほか、
○ 山口県福祉のまちづくり条例について
○ 生活保護世帯へのエアコン修理代の支援について
○ 看護補助者の処遇改善事業の申請状況について
○ ICTを活用した医療提供体制について
○ やまぐち3070・ピンクリボンキャンペーンについて
○ 女性のがん検診受診率向上について
○ 地域医療構想の取組状況について
○ ドクターヘリ運航支援事業について
○ 精神病床入院患者の地域移行について
○ HPVワクチンキャッチアップ接種の促進について
○ ひきこもり支援事業について
○ 禁煙対策について
○ 訪問介護サービス事業所の閉鎖理由と実態調査について
○ 遺族会への補助等について
○ 要介護認定業務のデジタル化について
○ 強度行動障害者の受入体制について
○ 障害者支援施設の監視体制について
○ 障害のある子どもが参加できるイベントについて
○ こどものパラスポーツ体験事業について
○ 山口県工賃向上計画の目標設定等について
○ こども誰でも通園制度の取組状況等について
○ 就学前教育・保育施設整備交付金の申請状況等について
○ 一時保護児童の学習機会の確保について
などの発言や要望がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告といたします。