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令和元年9月定例会
令和元年10月1日(火曜日)~2日(水曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査
農林水産委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第2号のうち本委員会所管分については、全員異議なく、可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。
まず、豚コレラへの対応について、
国は発生拡大を防止するため様々な対策を決定したが、具体的な実施方法について伺う。
また、感染地域が拡大する中、本県に及ぶ懸念もあると思うが、県が新たに実施した対策について伺う。
との質問に対し、
国においては、感染の早期終息のため、野生いのししの捕獲強化・経口ワクチン散布や国際空港等での水際対策の強化とあわせ、豚への予防的ワクチン接種を実施することとしたところである。
また、本県では、農場における監視体制の堅持を基本としつつ、新たな防疫対策として、空港国内線での靴底消毒や農場への野生動物侵入防護柵の整備を行うとともに、家畜防疫演習の実施を通じて畜産関係者の意識向上を図り、県内への侵入防止とまん延防止に取り組んでまいりたい。
との答弁がありました。
次に、やまぐち森林づくり県民税について、
県民アンケートの結果や事業地の植生の回復状況等の調査結果等を踏まえ、今後、どのように検討を進めていくのか。
との質問に対し、
県民アンケート調査や市町・関係団体への意見聴取、森林づくり推進協議会での議論において、やまぐち森林づくり県民税の必要性や重要性については、一定の評価をいただいているものと考えている。
今後は、現在進めている県民アンケートや植生の回復状況等の調査結果の分析を基に、次回の森林づくり推進協議会において議論を深めていただくとともに、県民の皆様や県議会の御意見を十分踏まえながら、検討を進めてまいりたい。
との答弁がありました。
次に、下関漁港水産業振興拠点整備事業について、
新たな漁港ビルに今までにない研修・防災機能を設けるとのことだが、具体的にどのような整備を行うのか。
また、工事の進捗状況はどうか。
との質問に対し、
研修機能として、荷さばき所の高度衛生化に伴い、市場関係者を対象とする衛生管理研修等を強化するため、最大100人程度が使用可能な研修室を設けるとともに、防災機能としては、新たに気圧計や潮位計等を設置し、これらの観測機器から得られる気象情報等による、県の防災体制の強化はもとより、市場関係者や漁業関係者との情報共有により、台風等による高潮に備えることとしている。
また、現在、漁港ビル工事の進捗率は約65%であり、今年度中の完成に向け、計画に沿って整備を進めてまいりたい。
との答弁がありました。
このほか、農業関係では、
林業関係では、
水産業関係では、
などの発言や要望がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告といたします。