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令和3年11月定例会
令和3年12月13日(月曜日)~14日(火曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査
農林水産委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第1号及び第24号のうち本委員会所管分、並びに議案第2号の議案3件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。
まず、農業分野の労働力確保について、
コロナ禍における農業分野での労働力不足の影響について伺う。
また、今後の労働力確保について、どのように取り組むのか。
との質問に対し、
小規模の経営者において、コロナ禍では繁忙期に、地域外に在住する家族などの協力を得にくく、近隣の生産者の協力により対応している。法人等においては、コロナ禍で影響を受けた他産業の労働力の受け皿となるなど、短期労働力の確保により対応している。
また、昨年7月に開設した、農業専門求人サイト「アグポン」の効果もあり、今年度の目標を大きく上回る労働力が確保されており、昨年度には、短期雇用から新規就農に繋がった例もあったことから、今後は、そうした就業事例の紹介や、農業の魅力を発信する等、新規就農者確保の視点も持ちながら労働力確保に取り組んでまいりたい。
との答弁がありました。
次に、県産木材の需要拡大について、
本県における課題をどのように認識しているのか。
また、どのように取り組むのか。
との質問に対し、
県産木材の生産段階では、計画的な主伐・間伐と的確な再造林を推進すること、木材を利用する際の設計や建築の段階では、先進技術等の普及や理解を促進することが課題であると認識している。
そのため、需要拡大に向けては、生産・流通・加工体制を整備することで木材の安定的な供給を確保するとともに、事業用建築物に木造という選択肢があることを広く浸透させることに加えて、設計・施工の先進技術の研修会の開催や人材育成等の支援を行っていく。
との答弁がありました。
これに関連して、
の発言や要望がありました。
次に、やまぐちほろ酔い養殖業推進事業の取組状況について、
11月20日から販売を開始した、「ほろ酔いさば」の販売状況や消費者の反応はどうか。
また、来年はどのくらい生産を拡大できるのか。
との質問に対し、
販売を開始した道の駅等では、開店早々に売り切れとなるなど盛況であったと聞いている。また、消費者からは「大変おいしかった」等の感想もあり、取扱店舗も喜んでいただいている。
来年の生産量については、種苗を安定的に供給できる体制が確立されたことから、今年度の10倍近い数量を養殖できる見込みである。
今後は、「ほろ酔いさば」の養殖技術を普及させるとともに、生産量や販路を拡大していきたい。
との答弁がありました。
このほか、農業関係では、
林業関係では、
水産業関係では、
などの発言や要望がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告といたします。