本文
今年も田植えシーズン到来!新たな水稲品種を選定するための水稲【奨励品種(しょうれいひんしゅ)】決定調査の田植えを実施します。
1 目的
山口県に適する水稲の優良な品種を選ぶため、高温耐性や多収性等の特性をもった様々な品種・系統を栽培し、適性を比較する試験の田植えを実施します。
2 日時
令和3年5月14日(金曜日) 午前8時30分から(予定)
※ 取材対応時間:午前10時から午前10時30分まで
※ 天候やほ場の状態によって、作業日時を変更する場合がありますので、必要に応じ事前にお問い合わせください。
3 場所
山口県農林総合技術センター内45号田 ※添付ファイル参照
(山口市大内氷上1-1-1)
4 内容
今回は、収穫期が9月上中旬の極早生(ごくわせ)種を中心に、23品種・系統の苗を植えます。田植えでは、田を区分けし、区ごとに異なる品種・系統の苗が混入しないよう手で植えます。
5 問い合わせ先
山口県農林総合技術センター 農業技術部 土地利用作物研究室
担当:渡辺(わたなべ)、河村(かわむら) Tel 083-927-7013
6 参考
(1)奨励品種とは
奨励品種とは、山口県主要農作物種子生産実施要綱に定めている、優良な特性を備え、本県で普及すべき品種のことをいいます。
水稲では現在、9品種です。(「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」、「晴るる」、「日本晴」、「きぬむすめ」、「ヒノヒカリ」、「中生新千本」、「恋の予感」、「ミヤタマモチ」)
(2)水稲奨励品種決定調査とは
新たな水稲の奨励品種を選定するため、新しい品種や系統(まだ品種登録されていない育成中のもの)を栽培し、収量性、病害虫抵抗性、品質等の栽培上重要な特性を把握するための調査で、昭和、平成、令和と3つの時代にわたり実施しています。本年は約50品種・系統を供試し、食味を重視した主食用米のほか、飼料用米等に活用できる多収性の米の調査も行います。
田植えの時期は、県内の水稲栽培状況を考慮し、5月中旬(今回)、6月上旬及び6月下旬の3回に設定しています。
(3)水稲の熟期
山口県の場合、水稲は熟期(収穫時期の早晩)により、概ね次のように区分されます。
- 極早生(ごくわせ)種
収穫期が9月上中旬の品種で中山間地域を中心に栽培されています。
(例:コシヒカリ) - 早生(わせ)種
収穫期が9月下旬の品種で中間地域から平坦地域で栽培されています。
(例:日本晴、きぬむすめ) - 中生(なかて)種
収穫期が10月上中旬の品種で主に平坦地域で栽培されています。
(例:ヒノヒカリ、恋の予感)
添付ファイル
お問い合わせ先
農林総合技術センター 農業技術部 土地利用作物研究室
Tel:083-927-7013
Fax:083-927-0214
Mail:a17201@pref.yamaguchi.lg.jp