本文
米海兵隊岩国航空基地内におけるゴケグモ類の駆除状況等について
このことについて、先に(R2年11月5日)米海兵隊岩国航空基地に対して文書要請を行った結果、下記内容の文書回答を得ました。
県では、引き続き、岩国市と連携し、基地周辺の生息調査を実施することとしています。
記
1 日時
令和2年11月19日(木曜日)
2 回答者
米海兵隊岩国航空基地行政連絡調整室
3 要請者
岩国市環境部長
山口県岩国健康福祉センター所長
4 回答内容
(1)基地内でのゴケグモ類の発見及び駆除状況(R2年7月22日~10月21日、10月27日、11月4日)
種別 | 成体 | 幼体 | 計 |
---|---|---|---|
クロゴケグモ | 52匹 | 52匹 | 104匹 |
ハイイロゴケグモ | 40匹 | 157匹 | 197匹 |
セアカゴケグモ | 2匹 | 4匹 | 6匹 |
計 | 94匹 | 213匹 | 307匹 |
2 発見場所
- 基地境界から一番近い発見場所は、フェンスから300メートルの基地北部の建物の近辺で、クロゴケグモの幼体1匹が発見・駆除された。
- 新たに発見された場所は、基地北部の1箇所(クロゴケグモの成体1匹、ハイイロゴケグモの成体3匹と幼体2匹)と、定期報告期間(R2年7月22日~10月21日)外であるが、愛宕ヒルズ(クロゴケグモの成体1匹、ハイイロゴケグモの幼体1匹)で、いずれも発見・駆除された。
(2)今後の調査・駆除計画
これまで基地内で発見された場所を中心に、調査・駆除を実施する予定。
5 要請事項(岩国市及び山口県)
- 日本国の「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」によりゴケグモ属が特定外来生物に指定されているが、未だに完全駆除に至っていない。
被害防止のため、基地の責任において集中的・効果的な駆除を実施し、早期に完全駆除を行うこと。 - 発見・駆除状況について、定期的に国・県・市に情報提供すること。
基地境界フェンス付近での発見があり、ゴケグモ類の基地外侵出の恐れのある場合には、すみやかに通報すること。 - 地元自治会からの要望事項である基地境界フェンス沿いの草刈りについては、今後も引き続き実施し、基地外への生息域拡大防止を図ること。クモ用保安柵(※)の周囲についても、徹底した駆除を実施すること。
※ クモ類が滑って登りにくい加工やトラップを施したプラスチック製の柵
6 その他
- 愛宕ヒルズでは、発見後2回にわたる全域を対象とした調査でゴケグモ類が確認されていないことから、定着や基地外への侵出の可能性は低いとのこと。
- 今後ともゴケグモ類の完全駆除を目標として、緊密に情報交換をしてゆくことを岩国基地と確認した。
お問い合わせ先
生活衛生課指導班
Tel:083-933-2970
Fax:083-933-3079
Mail:a15300@pref.yamaguchi.lg.jp
岩国基地対策室
Tel:083-933-2349
Fax:083-933-2489
Mail:a109002@pref.yamaguchi.lg.jp