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米国におけるF-35Bの墜落に関する要請について
このことについて、本日(30日)、山口県基地関係県市町連絡協議会(構成自治体:山口県、岩国市、柳井市、周防大島町及び和木町)が、米軍岩国基地及び防衛省岩国防衛事務所に対し、下記のとおり口頭要請を行いましたので、その概要をお知らせします。
記
1 米軍岩国基地への口頭要請
(1)日時
令和2年9月30日(水曜日)14時15分から(電話)
(2)相手方
米海兵隊岩国航空基地 行政・連絡調整室長代理
(3)要請者
岩国市総合政策部基地政策課長 村上 武史(むらかみ たけし)
(協議会構成自治体を代表して要請)
(4)要請内容
- 米国での事故であったとはいえ、墜落したF-35Bと同型機が岩国基地に配備されていること、今回の機種更新の対象機でもあることから、今回の事故は、基地周辺住民に大きな不安を与えている。
- ついては、今回の事故の原因究明を含め、詳細について、速やかな情報提供を求める。
- また、基地配備機の安全点検並びにパイロット及び地上整備員等に対する安全教育の徹底等、実効性ある対策を講じることを要請する。
(5)回答内容
- 公表できる情報を得られ次第共有する。
- 地元の懸念については理解しており、いただいた内容は上司に伝達する。
- 引き続き航空機の安全な運用に専心していく。
2 防衛省岩国防衛事務所への口頭要請
(1)日時
令和2年9月30日(水曜日)14時30分から(電話)
(2)相手方
岩国防衛事務所長 松本 譲(まつもと じょう)
(3)要請者
1(3)と同じ
(4)要請内容
- 米国での事故であったとはいえ、墜落したF-35Bと同型機が岩国基地に配備されていること、今回の機種更新の対象機でもあることから、今回の事故は、基地周辺住民に大きな不安を与えている。
- ついては、今回の事故の原因究明を含め、詳細について、速やかな情報提供を求める。
- また、このたび発生した事故の原因究明と再発防止、安全対策の徹底を講じるよう米側に求めるとともに、これらについて地元に対して速やかに情報提供を行うこと。
(5)回答内容
- 要請については承知した。
- 現在、事故の詳細について確認をしているところであり、情報が得られ次第、速やかに提供させていただく。
- 防衛省としては、米軍の運用に際しては、安全面の確保が大前提と考えており、これまでも累次の機会を捉え、米側に対し、地元への配慮と安全確保について申し入れを行っており、引き続き、安全面に最大限配慮するよう求めていく。
【参考】F-35B戦闘機の墜落事故の概要
- 事故の日時
令和2年9月29日(火曜日)午後4時頃(現地時間) - 事故の場所
米国カリフォルニア州 - 事故の内容
米海兵隊所属のF-35B戦闘機が空中給油訓練中にKC-130J空中給油機と接触、F-35Bが墜落した。F-35Bのパイロットは無事に脱出し、現在治療中。KC-130Jは、サーマル空港付近に駐機しており、乗組員全員は無事。
お問い合わせ先
岩国基地対策室
Tel:083-933-2349
Fax:083-933-2489
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