特別展示「三輪龍氣生展―行け、熱き陶の想いよ。」のご案内

1　会期

　令和2年（2020年）9月12日(土曜日)から12月20日(日曜日)
　【開館時間】9時00分から17時00分（入場は16時30分まで）
　【休館日】月曜日、9月23日(水曜日)、11月24日(火曜日)
　ただし、第1月曜日、9月14日、21日、11月23日は開館
　【観覧料】一般1,300円(1,100円)　学生1,100円(900円)、70歳以上1,000円(800円)
　※　(　)内は前売り及び20名以上の団体料金。18歳以下の方と高等学校・中等教育学校・特別支援学校の生徒は無料。
　※　身体障害者手帳、療育手帳、戦傷病者手帳、精神障害者保健福祉手帳の提示者とその介護者(1名)は無料。
　※　同時開催中の普通展示もご覧いただけます。

2　場所

　山口県立萩美術館・浦上記念館　本館2階展示室・陶芸館全展示室

3　概要

（1）　展示内容

　元号が令和と改まった昨年の5月15日に、萩焼名門の三輪窯当主を弟の和彦氏（昭和26年〈1951〉生まれ。十三代休雪）に託してみずから陶号を改めた、三輪龍氣生〔みわりゅうきしょう〕氏（昭和15年〈1940〉生まれ。本名は龍作〔りょうさく〕、十二代休雪）の半世紀以上にわたる旺盛な創作活動を紹介する展覧会です。
　東京藝大大学院修了制作展を皮きりに作家活動を始めた龍氣生氏は、伝統性と現代性の交点に立脚する自己を見据えながら、エロス(愛)とタナトス(死)に関わって人間存在の重さを問い続けてきました。その造形思考は、温かみのある黒陶彩〔こくとうさい〕の土肌〔つちはだ〕や、厚く盛られた艶釉薬〔つやゆうやく〕や萩伝統の白萩釉〔しらはぎゆう〕の調べ、そしてぬめるような独特の光沢のうちに周囲を映す金彩〔きんさい〕をまといながら、表情豊かな連作や記念碑的大作のかたちに不抜の信念として示され続けています。
　このたびは、平成22年（2010）に山口県立萩美術館・浦上記念館が開催した「龍人伝説〔りゅうじんでんせつ〕への道―三輪休雪展」以降に制作された〈龍人伝説〉シリーズのほか、新作を含む約110件の代表的作品をとおして、具象的立体で近現代陶芸史に独創的な新地平を拓いてきたこの作家の制作を振り返り、その陶造形になまなまと表現された「いのち(生)」のかたちの衝迫力をご覧いただきます。

（2）　イベント

　アーティスト・トーク　※要事前予約・要観覧券
　三輪龍氣生氏に自作を語っていただきます。
　【日時】9月19日(土曜日)・10月17日(土曜日)・11月21日(土曜日)・12月19日(土曜日)
　14時00分から15時30分
　【会場】展示会場（当日「(4)受付・チケット購入」カウンターでご案内します）
　【定員】20名（電話にて予約〈申込受付順〉）
※　電話（0838-24-2400）にて、参加者全員の氏名・年齢・代表者の日中の連絡先（電話番号）と参加希望日をお知らせください。

　ギャラリー・ツアー　※要事前予約・要観覧券
　担当学芸員の展示案内です。
　【日時】毎月第2・4日曜日（ただし11月22日は除く）
　11時00分から12時00分
　【会場】展示会場（当日「(4)受付・チケット購入」カウンターでご案内します）
　【定員】20名（電話にて予約〈申込受付順〉）
※　電話（0838-24-2400）にて、参加者全員の氏名・年齢・代表者の日中の連絡先（電話番号）と参加希望日をお知らせください。

※　新型コロナウイルス感染防止のため、イベントを中止・変更する場合がございます。

4　問い合わせ先

　山口県立萩美術館・浦上記念館
　〒758-0074　萩市平安古町586-1　Tel 0838-24-2400/Fax 0838-24-2401
　URL: https://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/＜外部リンク＞

※　マスク着用や間隔を空けての観覧など、新型コロナウイルス感染防止対策へのご協力をお願いすることとしています。

5　主な展示品紹介

《豊饒の視志》（部分）令和2年（2020）高55.0×幅65.0×奥行53.5cm　個人蔵

《或る光景》令和元年（2019）高19.0×幅29.5×奥行20.5cm　個人蔵

《行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って》平成30年（2018）高46.0×幅48.0×奥行21.0cm　個人蔵

《愛の為に》昭和54年（1979）高25.0×幅9.0×奥行30.0cm　個人蔵

お問い合わせ先

文化振興課　文化環境班
Tel：083-933-2627
Fax：083-933-4829
Mail：a19300@pref.yamaguchi.lg.jp