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防府市における特定外来生物「ゴケグモ属」の生息確認について
1 概要
防府市浜方の中関港内で発見・駆除(8月3日)されたクモ(ゴケグモ属)について、本日、特定外来生物「クロゴケグモ」か「ツヤクロゴケグモ」と確認されました。※発見個体が成体でないため、特定は不能
なお、両種とも県内での生息確認は初となります。(米軍岩国基地内を除く)
クロゴケグモ
原産地:北米中部から南米
北米大陸東部ではオレゴンとニューヨークの緯度
までで分布
特 徴:成熟したメスの体長は、約0.8cm~1cm
全身漆黒で腹部背面は赤の斑紋、裏面には砂時計
の形をした赤の紋様有(メスは毒を有する)
ツヤクロゴケグモ
原産地:北米 、イスラエル
北米は西部(メキシコ、アメリカ、カナダ)に分布
特 徴:成熟したメスの体長は、約0.8cm~1cm
全身漆黒で腹部裏面にのみ砂時計の形をした赤の
紋様有(メスは毒を有する)
※ 両種とも毒性や生態はセアカゴケグモに準じる
2 発見場所
防府市浜方の中関港内
3 経緯等
R2年8月3日 ・港湾利用者が中関港内において、疑わしい1個体を発見し駆除したため、県防府港務所へ連絡
- 発見された個体が外来種のゴケグモである可能性が高かったため、県、市、港湾管理者及び発見した港湾利用者により発見場所周辺の緊急調査を実施したが、新たな個体の発見はなし
- 県自然保護課職員が県環境保健センターに同定検査を依頼
R2年8月4日 ・県環境保健センターにおいて、「クロゴケグモ」か「ツヤクロゴケグモ」と同定(メス1個体)
4 対応状況
- 港湾管理者、防府市及び発見した港湾利用者が、港内の継続調査を実施予定
- 港湾利用者への周知・注意喚起
- 県HPのゴケグモ属注意コーナーによる情報発信
参考
県民への注意事項
- 「クロゴケグモ」及び「ツヤクロゴケグモ」は攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがありますので、絶対に素手で捕まえたり、触らないよう気をつけてください。
- 駆除するには、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の物理的な方法でも構いません。
- 咬まれたときは、速やかに医療機関にご相談ください。できれば、殺したクモを病院へご持参ください。
相談窓口
- 防府市生活安全課 0835-25-2172
- 県山口健康福祉センター 083-934-2534、県自然保護課 083-933-3050
お問い合わせ先
自然保護課 自然・野生生物保護班
Tel:083-933-3050
Fax:083-933-3069
Mail:a15600@pref.yamaguchi.lg.jp