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山口博物館の歴史常設展示室に 毛利家伝来の「中 将 棋」(ちゅうしょうぎ) を展示しています

ページ番号:0037668 更新日:2020年7月1日更新

将棋は、伝来時期に諸説ありますが、江戸時代には、庶民や武士などに人気のゲームとして広く普及していました。当時は、現代の本将棋に比べ盤のマスの数や駒数・駒の種類が異なる「大将棋」「中将棋」「小将棋」があり、愛好されていました。

現在は新型コロナウイルス対策として体験型機器の使用を制限していること、また昨今、将棋に関する話題も多いこと等も勘案し、今回、毛利家から伝来し当館が所蔵している「中将棋」を展示しています。

1 「中将棋」について

現代の本将棋(駒の数は小将棋に近い)との比較

 ・ マスの数が12×12=144(本将棋は 9×9=81)

 ・ 駒の数が46×2=92(本将棋は 20×2=40)

 ・ 「麒麟」「鳳凰」など、本将棋にはない多彩な動きをする駒がある。種類は21(本将棋は8)

 ・ 取った駒は使えない(取り捨て) など

 

2 展示資料

 ・ 資料名   中将棋盤・駒    一式

 ・ 製作年代  江戸時代前期

 ・ 駒作者   俊光(しゅんこう)

 ・ 材質    駒=黄楊(つげ)、盤=本榧(ほんかや)。

 ・ 伝来    昭和27年11月、毛利家から当館に寄贈

(江戸時代の毛利家御道具帳に記載あり)

 

3 展示期間

夏季特別展終了(8月30日)まで(予定)

 

4 問い合わせ先

山口県立山口博物館(担当・学芸専門監 山田 稔)

〒753-0073 山口市春日町8-2

電話(083)922-0294/Fax(083)922-0353

 

 

 

お問い合わせ先

山口博物館
Tel:083-922-0294
Fax:083-922-0353
Mail:a50701@pref.yamaguchi.lg.jp