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医療関連分野における事業化案件について

ページ番号:0037005 更新日:2020年2月28日更新

県では、次世代産業の推進に向けて、医療、環境・エネルギー、バイオ関連分野において、産学公金連携による研究開発・事業化の促進に取り組んでいます。

この度、医療関連分野において、山口大学を代表とするグループが、やまぐち産業戦略研究開発等補助金による開発テーマである「肝臓再生療法の開発・実用化及びロボット細胞培養システム等の高機能化」のうち、「細胞培養機向け卓上型小型恒温装置」及び「アイソレータ用グローブ、スリーブ」を開発・事業化しましたのでお知らせします。

 

1 事業化案件の概要

■ 細胞培養機向け卓上型小型恒温装置

細胞培養システム等の高機能化に資するものとして、アイソレータ内の除染に対応しながら、専用樹脂容器内にある培地の温度を最適に保つことができる小型化されたアルミブロック恒温槽を開発。

■ アイソレータ用グローブ等

従来品に比べグローブのゴム弾性を維持(伸びやすい)しながら厚みを薄くすることでアイソレータ内での操作性を高めるとともに、経年劣化による亀裂等を早期に発見できるよう改善したものを開発。スリーブについても、厚みを薄くし、動き安い形状のものを開発。

 

2 開発テーマの概要

■ 開発テーマ

肝臓再生療法の開発・実用化及びロボット細胞培養システム等の高機能化

■ 開発グループ構成

 ・ 国立大学法人山口大学〔肝臓再生療法研究・臨床試験等〕※代表申請者

◎(株)ミヤハラ(周南市)〔恒温槽の開発〕

◎三興化学工業(株)(本社:広島県大竹市 美和工場:岩国市)〔グローブ等の開発〕

 ・ 澁谷工業(株)(石川県金沢市)〔アイソレータの改良等〕

 ・ (有)デジタル・マイスター(山口市)〔細胞培養作業のストレス評価〕

■ 支援内容等

やまぐち産業戦略研究開発等補助金(平成29年度一般枠)

■ 開発の概要

 ・ 山口大学による「骨髄細胞を用いた肝臓再生療法」の研究が進められる中で、研究や治療を支援するための、細胞培養システム等の高機能化に資する機器等の開発・事業化を目指したもの。

 ・ 今回は、山口大学医学部と共同開発された、恒温装置及びアイソレータ用グローブ等を先行して事業化するもの。

 

3 開発関係企業等の概要

【企業等】(株)ミヤハラ

【代表者】 松原 忠彦

【所在】 周南市大字栗屋50−47

【資本金】 1,200万円

【従業員】 50名

【問合先】 代表取締役:松原 忠彦(0834-25-1158)

 

【企業等】 三興化学工業(株)

【代表者】 望戸 清彦

【所在】 本社:広島県大竹市新町2丁目11-4

美和工場:岩国市美和町渋前589-1

【資本金】 6,000万円

【従業員】 100名

【問合先】 大竹工場長兼商品開発部長:安森 友和(0827-52-3111)

 

【企業等】 山口大学

【代表者】 岡 正朗

【所在】 山口市吉田1677-1

【問合先】 総務企画部広報室長:田中裕子(083-933-5964)

 

 

 

お問い合わせ先

新産業振興課次世代産業推進班
Tel:083-933-3150
Fax:083-933-3159
Mail:a16900@pref.yamaguchi.lg.jp