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農林総合技術センター令和元年度完了課題に係る意見募集について
1 概要
山口県農林総合技術センターでは、本県の農業・畜産業・林業が直面する課題解決に取り組むため、農業者や関係機関・団体、消費者等のみなさまからインターネット等を活用して研究に対する意見を募集し、研究開発に活かしています。
令和元年度に研究期間が終了する課題について、成果の概要を当センターホームページに公表しました。今後の研究開発の参考とするため、現場での活用の可能性やフォローアップ・確認試験の必要性等、県民の皆様からご意見を募集します。
2 公表する資料と掲載場所
(1) 公表する資料
令和元年度完了課題(5課題)の概要書と概念図 ※対象課題名は下記一覧表参照
(2) 掲載場所
山口県農林総合技術センターのホームページに掲載
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a17201/nougyou/kikaku/r1kanryo-iken.html
3 意見の募集期間
令和2年2月14日(金曜日)から令和2年3月6日(金曜日)まで【必着】
4 意見の提出先、提出方法
完了課題についてのご意見は、次の方法でお寄せください。お寄せいただいたご意見は十分に検討し、今後の研究開発の参考とします。
なお、個々のご意見には直接回答いたしませんので、あらかじめご了承ください。
(1) 提出先
〒753-0231 山口市大内氷上一丁目1番1号
山口県農林総合技術センター 企画情報室
Tel:083-927-7011 Fax:083-927-0214
E-mail:a17201@pref.yamaguchi.lg.jp
(2) 提出方法
所定の様式に必要事項をご記入の上、郵送、Fax、電子メールのいずれかの方法でご提出ください。
5 問い合わせ先
山口県農林総合技術センター 企画情報室(担当:徳永(とくなが)・末冨(すえとみ))Tel:083-927-7011
6 その他
(1) 令和元年度完了課題に係る意見募集対象課題一覧(令和2年2月14日現在)
No. | 課題名 | 概要 | 研究期間 | 主担当研究室 |
---|---|---|---|---|
R1-01 | 冬春トマトの少量培地耕による高糖度安定生産技術の確立 | 県内には下関垢田地区など、品質が消費者から高く評価されている高糖度トマト産地があるが、ほ場条件に応じた高度な潅水管理技術を必要とする。このため、栽培経験やほ場条件に左右されず、品質を揃える方法として、隔離床栽培への関心が高まっている。 そこで、新たに開発した「ゆめ果菜恵」による少量培地耕において、自動潅水制御による適正水分管理を行うことで、糖度8%のトマトを10aあたり6 t以上生産できる技術を組み立てた。 |
H28-30 (2016-2018) |
農業技術部 園芸作物研究室 |
R1-02 | 簡易低コスト型栽培システムでの‘かおり野’の高品質・多収生産による高収益体系の確立 | イチゴ栽培における施設装備費を削減するため、簡易低コスト型栽培システムおよび栽培ハウスについて低コスト化を検討した。‘かおり野’で問題とされる春先の糖度低下の要因を明らかにし、品質を落とすことなく実現可能な多収生産モデルを作成した。 これらの組み合わせにより、新規栽培者が取り組みやすい‘かおり野’の高収益生産体系を組み立てた。 |
H28-30 (2016-2018) |
農業技術部 園芸作物研究室 |
R1-03 | コムギ黄斑病の発生生態の解明および防除法の確立 | 県産小麦のさらなる生産拡大と品質の向上を図るため、平成27年産から収量や加工適性に優れる「せときらら」に品種が更新されたが、これまでに県内で発生が問題になっていなかったコムギ黄斑病が平成27年産に確認され、多発生ほ場では収量や品質の低下がみられた。コムギ黄斑病の発生生態や防除法に不明な点が多いことから、早急な防除対策が産地から求められていた。 そこで、コムギ黄斑病の発生生態を解明し、防除体系を確立した。 |
H30-R1 (2018-2019) |
農業技術部 資源循環研究室 |
R1-04 | 飼料自給率向上のための国産飼料等の黒毛和種肥育牛への給与技術に関する研究 | 輸入飼料価格が高止まる中で、入手量や価格が比較的安定している国産飼料や地域資源を利用し、飼料自給率を高めることは肥育農家の経営基盤を強化する上で重要である。 そこで、本県において作付が拡大している飼料用米や飼料用イネ、日本酒増産により産出量が増加している酒粕の飼料としての利用性について検討した。 |
H27-R1 (2015-2019) |
畜産技術部 家畜改良研究室 |
R1-05 | 山口型放牧とイネWCSを活用した経営安定化技術 | 山口型放牧を活用した繁殖経営に取り組む集落営農法人の出現や、飼料用米・飼料用イネ等の生産・利用拡大が図られる中、新しい飼料給与体系が求められている。 そこで、山口型放牧と飼料用イネWCSを活用した場合の繁殖成績への影響と経営安定化モデルを検討した。 |
H28-R1 (2016-2019) |
畜産技術部 放牧環境研究室 |
※ 研究期間が平成30年度までの課題のうち、年度をまたぐ作型の課題については、今年度意見募集を実施
(2) 意見募集様式
別紙のとおり
添付ファイル
試験研究成果意見調査票_様式.doc (Word : 50KB)
お問い合わせ先
農林総合技術センター企画情報室
Tel:083-927-7011
Fax:083-927-0214
Mail:a17201@pref.yamaguchi.lg.jp