本文
周防大島町で「せとみ」半樹別交互結実栽培 摘果研修会を実施します!
1 概要
山口県オリジナル柑きつ「せとみ(※1)」の栽培では、近年の夏季の干ばつや冬季の低温により、隔年結果(※1)が拡大しており、安定生産が課題となっています。
こうした課題の解決に向け、当事務所では、山口県柑きつ振興センターが確立した「せとみ」の半樹別交互結実栽培(以下「半樹結実」という、※3)による安定生産技術の現地実証を実施しています。
この度、今年度から半樹結実を導入した現地実証園地において、柑きつ生産者向けの研修会を開催し、本技術の理解促進、普及を図ります。
2 実施日時
令和7年7月25日(金曜日)午前9時30分から午前11時まで
※雨天の場合は中止
3 実施場所
周防大島町西方(にしかた)船越(ふなこし) 実習園地(会場位置図参照)
4 主催
山口県柳井農林水産事務所 農業部
5 実施内容
(1)園地の概要紹介(午前9時30分から午前9時45分まで)
(2)半樹結実の実証内容について(午前9時45分から午前10時まで)
(3)仕上げ摘果講習(午前10時から午前11時まで)
6 対象者
かんきつ生産者 約20名
7 問い合わせ先
柳井農林水産事務所農業部 産地振興課 藤井、吉村
Tel:0820-25-3292
【参考】
※1 山口県オリジナル柑きつ「せとみ」
県柑きつ振興センター(旧大島柑きつ試験場)が、昭和56年から新品種の育成に取り組み、「清見(きよみ)」と山口県原産の「吉浦ポンカン」を掛け合わせ、20年余りの年月をかけて育成した山口県オリジナル品種で、平成16年3月に「せとみ」で品種登録しました。
平成18年3月から、「せとみ」の中から、果汁や外観など一定の基準要件を満たしたものを「ゆめほっぺ」の愛称で販売しています。
※2 隔年結果
表年(豊作の年)、裏年(不作の年)を交互に繰り返す現象のこと
※3 半樹別交互結実栽培
樹を縦に半分に分け、片側を生産部、もう片側を遊休部とし、交互に切り替
える栽培方法(下写真参照)
【会場位置図】