本文
タマネギべと病の防除を徹底してください(技術資料発表)
1 概要
山口県農林総合技術センター(山口県病害虫防除所)は、農作物病害虫発生予察技術資料第11号「タマネギべと病の防除の徹底について」を発表します。
3月中旬の県内一斉調査で、タマネギべと病の発生が確認されました。本年は寒波の影響もあり、本病の発生が遅くなっていますが、今後、気温の上昇に伴い発生が増加する恐れがあるため、引き続き防除を徹底するよう呼びかけます。
情報は山口県農林総合技術センター(山口県病害虫防除所)のホームページ(https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/122/22321.html)で提供しています。
2 問い合わせ先
山口県農林総合技術センター 農林業技術部 環境技術研究室(山口県病害虫防除所)
担当 小田 (Tel 0835-28-1211:代表)
<参考>
タマネギべと病とは
タマネギべと病は、カビの一種によって引き起こされるタマネギの重要病害です。近年、本病が多発生傾向にあり、大発生した平成28年産タマネギでは、中晩生品種を中心に甚大な被害を受け、全国的に記録的な不作となりました。
越年り病株(えつねん りびょうかぶ)とは
前年の12月頃までに苗床やほ場で本病に感染(一次感染)した株で、主に2~3月頃から発病が見られます。葉が下側に湾曲、退色して薄黄色となるのが特徴で、退色した葉表面部には、白色または暗紫色の分生子(胞子)が形成されます。この分生子が次の伝染源となり、タマネギの葉に感染(二次感染)と発病を繰り返し、被害が拡大します。
図1 タマネギべと病の越年り病
図2 越年り病株の葉上に形成された分生子(胞子)
図3 タマネギべと病の二次感染株
図4 二次感染株の病斑(拡大)