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医療関連分野における事業化案件について

ページ番号:0290449 更新日:2025年2月10日更新

 県では、今後の成長が期待される環境・エネルギー、医療、バイオ関連分野において、産学公金連携による研究開発・事業化の促進に取り組んでいます。

 このたび、医療関連分野において、株式会社メディモニー(宇部市)が、県産業技術センターの技術支援の下、下記のとおり、「高齢難聴者向けコミュニケーション端末(製品名:語心録(ごしんろく))」を開発・事業化しましたのでお知らせします。​ 

高齢難聴者向けコミュニケーション端末(製品名:語心録)

(1) 開発の概要

〇 高齢の難聴者とのコミュニケーションは、医療現場において大きな課題であり、患者の中には医師に気を遣い、聞こえたふりをする場面も多く、それにより治療計画の理解の齟齬が生じて、信頼関係の崩れや適切な治療ができない事態も懸念されています。

○ この課題を解決し、医療・介護スタッフの業務負荷を軽減するほか、より質の高い医療・介護サービス提供につなげる、インターネット環境を使わず、簡単な操作で、専門性の高い医療・福祉用語も正確に変換可能な、会話をリアルタイムに文字化できるデバイスを開発・事業化しました。

高齢難聴者向けコミュニケーション端末(製品名:語心録)

​​​ごしんろく

 (2)特徴等  

<製品の特徴>
○説明書を読まなくてもワンタッチで使用可能なシンプルなユーザーインターフェース
○会話を作時連続的に表示
○インターネット環境不要、持ち運びでき、どこでも使用可能
○会話情報の翻訳機能及び記録機能を搭載

※本事業は、県産業技術センターによる技術支援や、首都圏展示会への出展支援のほか、「宇部市パイロットプロジェクト支援補助金」を活用し、開発・事業化に至りました。

(3) その他  

<製品の特徴>

○ 医療機関、自治体などでのフィールド評価の結果、いずれにおいても高い評価受け、今月、五反田リハビリテーション病院(東京都)及び宇部市において正式採用されています。

○ 医療・介護現場のみならず、障害福祉担当課、高齢者支援担当課をはじめとした自治体の窓口対応の課題にも対応できることから、今後、幅広い活用が期待されます。

2 開発企業名:株式会社メディモニー<外部リンク>

​【代表者】𠮷田 透(ヨシダ トオル)
【所在】 宇部市浜町2丁目6-2
【資本金】1,000万円
【設立】 令和6年4月11日
【事業内容】医療機器向け支援サービスの企画、製造、販売
      医療機関向けにデジタルトランスフォーメーションサポート
【従業員】7名
【問合先】株式会社メディモニー [担当者名]代表取締役 𠮷田 透
     Tel:083-902-2217 mail:contact@medimony.co.jp