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山口県で低緯度オーロラが見えた!
令和6年10月11日午前3時頃、秋吉台で「低緯度オーロラ」の撮影に山口県立山口博物館天文学芸員が成功しました。低緯度オーロラとは、緯度の低い地域で、北の空の地平線付近の空がうっすら赤く光る現象です。今朝の秋吉台では、北の空にうっすら広がる様子が午前3時頃から4時頃にかけて見ることができました。
この現象は、10月9日10時56分(日本時間)に太陽面で発生した大規模な爆発現象により、高速コロナガスが地球方面に放出され、11日午前3時頃に低緯度オーロラが見えることが予報されていたものです。実際に日本各地で撮影された写真がSNS上に掲載されていますが、山口県はその南限付近で、見ることができるのはとても珍しいことです。過去には昭和33年(1958年)2月に山口市から観測された記録があります。
1 撮影日時・場所
令和6年10月11日(金曜日)午前2時58分、美祢市美東長者ヶ森駐車場
2 オーロラの写真
北の空に見られた低緯度オーロラ 約2時間前の空との比較
(赤く染まった部分)
3 問合わせ先
山口県立山口博物館 学芸課主査 岩村 和政(いわむら かずまさ)(天文担当)
〒753-0073 山口市春日町8-2 Tel 083-922-0294