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岩国基地における機種更新等に関する知事コメントについて
このことについて、下記のとおりお知らせします。
記
知事コメント
先月15日、国から、岩国基地における空母艦載機及び海兵隊機の機種更新等の計画について説明がありました。
機種更新そのものは、現機種の老朽化などを踏まえ、国の外交・防衛政策上、必要になるものと考えていますが、県として、基地周辺住民の生活環境への影響を確認する必要があると考え、地元市町と合同で、国に疑問点等を照会したところです。
その後、国からの文書回答等を踏まえ、その影響について検証し、今月22日に、「基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えるものではない」と整理しました。
この結果をもとに、地元市町においても検討がなされ、昨日までに、地元の岩国市長、周防大島町長及び和木町長から、今回の機種更新等に理解を示す旨の見解が表明されたところです。
今回の機種更新等は、基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えるものではなく、また、地元市町の見解を踏まえ、私としては、今回の機種更新等について理解をするものです。
一方、基地周辺地域では、空母艦載機の滞在や運用のほか、外来機の一時展開に伴う訓練等の影響により、艦載機移駐直前と比べ、騒音が増大しており、住民に不安や懸念を示す声もあると受け止めています。
今後とも、国に対しては、全ての配備機や滞在機について、騒音軽減対策や、事故防止に向けた安全対策等を確実に実施するよう、強く求めてまいります。
私は、引き続き、基地周辺地域の実情をしっかりと把握しながら、地元市町や基地議連と一体となって、県民の安全で平穏な生活の確保に向けて、全力で取り組んでまいります。
令和6年8月29日
山口県知事 村岡 嗣政