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水稲・大豆・果樹のカメムシ類の発生が多く、防除の徹底が必要です(技術資料)

ページ番号:0269068 更新日:2024年8月16日更新

1 概要  

山口県農林総合技術センター(山口県病害虫防除所)は、水稲・大豆・果樹のカメムシ類の発生が多くなっていることから、防除対策を徹底するため技術資料第5号、第6号、第7号を発表します。

山口県病害虫防除所の調査では、水稲の斑点米カメムシ類、大豆の吸実性カメムシ類、果樹カメムシ類の発生がいずれも多くなっています。このため、各栽培作物に応じた防除の徹底を呼びかけています。

情報は山口県農林総合技術センター(山口県病害虫防除所)のホームページ(https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/122/22321.html )で提供します。

2 問い合わせ先

山口県農林総合技術センター 農林業技術部 環境技術研究室(山口県病害虫防除所) 担当 東浦、河村 (Tel 0835-28-1211:代表)

<参考>

1.斑点米カメムシ類について 

○水稲の重要な害虫の一つで、本県の主な種類は、クモヘリカメムシ、イネカメムシ、ミナミアオカメムシ、アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメです。

○出穂間もない籾に針状の口器を突き刺し、玄米に黒色の斑点を生じさせます。これを「斑点米」と呼び、出荷時の格付け等級を引き下げる要因となります。

 クモヘリカメムシ    イネカメムシ   ミナミアオカメムシ    

 クモヘリカメムシ       イネカメムシ        ミナミアオカメムシ

 

 

 

 アカスジカスミカメ   アカヒゲホソミドリカスミカメ

 アカスジカスミカメ      アカヒゲホソミドリカスミカメ

2.吸実性カメムシ類について

○大豆の重要な害虫の一つで、本県の主な種類は、ミナミアオカメムシ、イチモンジカメムシ、ホソヘリカメム シ等です。

○本虫は、針状の口器を莢(さや)の上から子実に差し込み吸汁することで、子実の不稔や変色、変形を生じさせます。

 

 ホソヘリカメムシ   イチモンジカメムシ   ミナミアオカメムシ

   ホソヘリカメムシ       イチモンジカメムシ      ミナミアオカメムシ

3.果樹カメムシ類について

〇ナシ、リンゴ、カンキツ、カキ等の果実を吸汁して奇形果や早期落果の原因となる複数のカメムシ類の総称で、本県の主な種類は、チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシの3種類です。

 

 

 

  チャバネアオカメムシ  ツヤアオカメムシ  クサギカメムシ

    チャバネアオカメムシ       ツヤアオカメムシ        クサギカメムシ