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「水稲のウンカ類」の飛来量が多いため注意が必要です(技術資料)
1 概要
山口県農林総合技術センター(山口県病害虫防除所)は、水稲の重要害虫であるウンカ類の防除対策を徹底するため技術資料を発表します。
ウンカ類の飛来が多く、直近1ヶ月の予察灯における捕獲数がセジロウンカは過去10年間で最も多く、トビイロウンカは2番目に多くなりました。今後、ウンカ類に対して効果の高い箱施用剤が使用されていないほ場では被害の発生が懸念されるため、発生状況をよく確認し、防除対策を徹底するよう呼びかけます。
情報は山口県農林総合技術センター(山口県病害虫防除所)のホームページ (https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/122/22318.html)で提供しています。
2 問い合わせ先
山口県農林総合技術センター 農林業技術部 環境技術研究室(山口県病害虫防除所) 担当 東浦 (Tel 0835-28-1211:代表)
<参考>
水稲のウンカ類について
セジロウンカおよびトビイロウンカは水稲の重要害虫で、水稲を吸汁します。特にトビイロウンカは激発すると水稲を枯死に至らせます。両種とも日本で越冬できないため、梅雨前線に沿って形成される下層ジェット気流に乗って大陸から飛来します。その飛来量の多寡がその年の発生量に大きな影響を与えます。
トビイロウンカ短翅成虫 トビイロウンカ長翅成虫 セジロウンカ長翅成虫