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陳澄波文化基金会長の知事表敬訪問及び県立美術館訪問について

ページ番号:0260845 更新日:2024年6月12日更新

 このたび、陳澄波(ちん・とうは)文化基金会の陳立栢(ちん・りっぱく)会長が台湾から来県され、台湾を代表する洋画家・陳澄波の貴重な絵画「東台湾臨海道路」(防府市所有。県立美術館寄託)の、本年12月からの国立台湾博物館での展覧会のための借用を機に、知事を表敬訪問するとともに、県立美術館を訪問されます。

 なお、今回の訪問には、台湾を拠点に活動される山口県出身のライターで、台北山口県人会の会長でもある栖来(すみき)ひかり氏も同行されます。

 

1 知事表敬訪問

(1)日時  令和6年6月17日(月曜日)13時10分から13時30分

(2)場所  知事応接室

(3)出席者 陳澄波文化基金会 陳立栢会長 ほか

        栖来ひかり氏(通訳兼)

(4)同席者 山口県議会 島田教明副議長 ほか

(5)内容  ・列席者紹介

        ・歓談

        ・記念撮影

 

2 県立美術館訪問

(1)日時  令和6年6月17日(月曜日)14時10分から

(2)場所  県立美術館 コレクション展示室B

(3)出席者 陳澄波文化基金会 陳立栢会長 ほか

        栖来ひかり氏(通訳兼)

(4)同席者 山口県議会  島田教明副議長

        防府市    池田 豊市長 ほか

(5)内容  ・作品出品依頼書等の受領

        ・絵画「東台湾臨海道路」(実物)の鑑賞、学芸員による解説

        ・記念撮影

 

<参考>

1 出席者等の略歴

(1)陳澄波文化基金会 陳立栢会長

   台湾を代表する洋画家・陳澄波の孫であり、陳澄波文化基金会の会長。

(2)栖来ひかり氏

   文筆家。山口県出身。日本のメディアに台湾事情を寄稿。台北山口県人会の会長。

   「陳澄波を探して」を翻訳(2024年2月発行)。

 

2 絵画「東台湾臨海道路」

防府市出身の第11代台湾総督である上山満之進(かみやま みつのしん)が退任に当たり、陳澄波に依頼し制作されたとされる(1930年制作)。

上山翁の逝去後は、翁の寄附により建設された三哲文庫(現三哲文庫 防府市立防府図書館)に寄贈され、以後、同図書館内に掲示。

福岡アジア美術館での修復を経た後、2019年からは、防府市から県立美術館に寄託され、同館にて保管。

2020年には、国立台北教育大学北師美術館での展覧会で展示された。

<陳澄波の略歴>

・1895年 台湾生まれ

・1924年 東京美術学校(現東京藝術大学)留学、卒業後、上海の芸術専科学校教授を経て、台湾に戻り、活動。

・1947年 二・二八事件で犠牲となる。

 

    

陳澄波作『東台湾臨海道路』1930年(昭和5年)油彩/カンヴァス 69.5cm×130.5cm

 

3 国立台湾博物館で開催予定の展覧会

  陳澄波の生誕130年を記念し、陳澄波の作品と同博物館の自然史コレクションを展示

   展覧会名:「集合!匯之嶋(あつまる島)」(仮)

   展覧会期:2024年12月3日から 2025年5月11日(暫定)

   展覧場所:国立台湾博物館鉄道部庁舎一階特別展室

   主催  :国立台湾博物館、陳澄波文化基金会