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令和6年度山口県PEMECコースの開催について(第1回)
本県の救急搬送において、病院前救護活動の高度化・標準化を図り、内因性疾病傷病者の「防ぎ得た死亡と後遺症」を回避するための取り組みとして、県内の消防本部に勤務する救急救命士向けに専門研修「山口県PEMECコース」を開催します。
1 日時
令和6年6月2日(日曜日)8時30分から16時
2 場所
山口県消防学校(山口市鋳銭司6440-1)
3 参加者
・受講者(県内各消防本部から救急救命士36名、オブザーバー等7名)
・インストラクター(県内外から医師、看護師、救急救命士等34名)
・インストラクターキャンディデート(医師、救急救命士17名)
※インストラクターキャンディデート:コース受講後1年以内で指導を希望している者
・世話役 山口大学医学部附属病院 先進救急医療センター 准教授 藤田 基
※日本臨床救急医学会のPEMEC企画運営小委員会委員
4 プログラム
別添のとおり
5 PEMECの概略
(1)PEMECの目的
目的は、疾病(内因性)傷病者の「防ぎ得た死亡と後遺症」を回避することである。
高度な救急処置や治療を必要とするような重症例のみでなく、中等症以下の疾病傷病者に対する病院
前救護も包括する。
また、PEMECは、心肺停止や意識障害、脳卒中など、より重篤な病態を呈する傷病者に対する適
切な病院前救護を提供するとともに、BLS(ビーエルエス)(※1)やPSLS(ピーエスエルエス)
(※2)などの適用をも促す。
PEMECによって、疾病傷病者の病態理解と正確で迅速な緊急度・重症度判定が促進され、ひいて
は評価に基づく適切な救急処置と医療機関選定が可能となる。
(2)PEMECの対象
対象は、通報の段階で心肺停止状態ではなく、外傷によるものを除外した疾病傷病者(非心肺停止の
内因性傷病者)である。
なお、この中には意識障害やPSLSで扱う脳卒中も含まれる。
※1 BLS:心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のこと
※2 PSLS:脳卒中病院前救護
添付ファイル
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