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国立感染症研究所 実地疫学専門家養成コースへの職員研修派遣について
県では、新型コロナウイルス感染症対応への経験を踏まえ、次の新たな感染症危機に対する平時からの備えや、実際の危機発生時に必要な対策を確実に実施するため、下記のとおり、本県初となる、国立感染症研究所「実地疫学専門家養成コース(FETP)」への、職員の長期研修派遣を行いますので、お知らせします。
記
1 実地疫学専門家養成コース(FETP※)について
[研修目的]
自治体における、質の高い感染症対応体制の維持・改善と、感染症の流行時等に
迅速かつ的確な実態把握と原因究明を行う、実地疫学専門家の養成
〇 国内外における多くの感染症事象と、その対処法を習得することで、未知の感染症による健康危機が発生した際、高い専門的な知見に基づき、必要な対策を機動的に実施し、感染拡大を確実に防止
〇 平時においては、質の高い感染症サーベイランスを実施し、いつ発生するか分からない感染症危機への備えとして、行政や医療機関の関係者に対し、有事における対策を指導
[研修内容]
国立感染症研究所を始め、世界保健機構(WHO)や米国疾病対策予防センター
(CDC)等の専門機関により、以下の習得に向けて指導
・国内外の感染症危機事象の情報収集、リスク評価
・感染症の集団発生時における現地への介入と実地対策
・感染症疫学研究の国内外における論文や学会発表 等
- Field Epidemiology Training Program
2 派遣職員
医師 1名 保健師 1名
3 派遣期間
令和6年4月1日から令和8年3月31日(2年間)