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スペイン・ナバラ州への訪問に係る帰国報告について
令和6年1月14日(日曜日)から19日(金曜日)にかけて、副知事を団長とする訪問団が、スペイン・ナバラ州を訪問しましたので、その概要等を下記によりお知らせします。
記
1 訪問団構成(計9人)
副知事 平 屋 隆 之
県議会副議長 島 田 教 明
観光スポーツ文化部審議監 植 村 達 也 他6人
2 訪問日程 ※6日間:1月14日(日曜日)から19日(金曜日)[移動を含む。]
日程 |
概要 |
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1月14日 (日曜日) |
[移動日] |
1月15日 (月曜日) |
○国立再生可能エネルギーセンター関連研究施設視察 ○ヤマグチ公園視察 ○ヤマグチ図書館視察 |
1月16日 (火曜日) |
○パンプローナ市長 表敬訪問 ○ナバラ州議会議長 表敬訪問 ○ナバラ州政府首相 表敬訪問 ○山口県・ナバラ州姉妹提携締結20周年記念式典 ○ナバラ州立大学訪問 ○ミクロラン・アエロスペース社視察 |
1月17日 (水曜日) |
○サン・ファン・デ・ラ・カデナ小学校訪問 ○エル・サダール・スタジアム視察 ○サビエル城視察 |
1月18日 (木曜日) |
[移動日] |
1月19日 (金曜日) |
[移動日] |
3 主な行事の概要
(1)国立再生可能エネルギーセンター関連研究施設視察
ナバラ州政府とスペイン政府の共同構想に基づき、同州政府関係者によって構成されている国立再生可能エネルギーセンター を訪問し、パブロ・アジェサ・パスクアル ゼネラルマネージャーから再生可能エネルギーの導入状況について説明を受けたほか、最先端の応用研究施設等を視察 しました。 現地では、同国で進む再生可能エネルギー関連プロジェクトの現状・課題などの説明を受け、本県の再生可能エネルギー導入促進に向けた 貴重な知見を得ることができました 。
(2)パンプローナ市長 表敬訪問
パンプローナ市庁舎において、ホセバ・アシロン・サエス市長を表敬訪問しました。山口市と同市の40年を超える交流の歴史に敬意を表するとともに、本県は山口市と連携して、ナバラ州及び同市それぞれとの友好交流を促進していく方針であると伝えるところ、市長から謝意の表明がありました 。
(3)ナバラ州議会議長 表敬訪問
ナバラ州議会庁舎において、ウナイ・ウアルデ・イグレシアス州議会議長を表敬訪問しました。これまでの両県州の交流の成果を再確認するとともに、今後も文化・経済・教育などの分野で未来志向の協力関係を構築していく点で意見が一致しました。
(4)ナバラ州政府首相 表敬訪問
山口県・ナバラ州姉妹提携締結20周年記念式典に先立ち、ナバラ州政府首相室において、マリア・チビテ・ナバスクエス同州首相を表敬訪問し、村岡知事からの、引き続き両地域の交流の深化を希望する旨を記載した親書を手交しました。
(5)山口県・ナバラ州姉妹提携締結20周年記念式典
ナバラ宮殿 王座の間(州政府庁舎内)において、同州主催の両県省姉妹提携締結20周年記念式典に出席しました。式典を主催したマリア・チビテ・ナバスクエス同州首相から、両県州の交流の意義を高く評価する旨の挨拶をいただいた後、県訪問団を代表し、平屋副知事から「聖フランシスコ・サビエルを縁とした両県省の姉妹提携から20周年の節目を迎え、これまで積み重ねてきた絆を大切にし、更に友情の輪が広がるよう、交流の取組を一層推進していきたい」と挨拶しました。
(6)ナバラ州立大学訪問
山口県立大学との学術協定締結から20周年を迎えたナバラ州立大学を県立大の岡理事長とともに表敬訪問し、同大学ラモン・ゴンサロ・ガルシア学長との間で、両大学の今後の交流の更なる活性化や、交換留学の継続など意見交換を実施しました。続いて行われた、両大学の学術協定締結20周年記念調印式にも立ち会いました。
(7)ミクロラン・アエロスペース社視察
ナバラ州政府から視察先に追加で推薦された、航空宇宙・再生可能エネルギー産業等の精密機械部品製造メーカーであるミクロラン・アエロスペース社を視察し、本県企業との将来的な提携等の可能性について説明を受けた後、意見交換を実施しました。
(8)サン・ファン・デ・ラ・カデナ小学校訪問
令和4年3月、山口市の山口大学教育学部附属山口小学校と「英語を通じた学術連携パートナーシップ協定」を締結したパンプローナ市のサン・ファン・デ・ラ・カデナ小学校を訪問し、附属小学校の児童たちが作成した山口を紹介する動画を現地で上映したほか、現地の折り紙授業を見学するなど、交流が根付いていることを再確認し、ナバラ州側との間で将来を担う青少年の交流を促進する点で合意することができました。
(9)エル・サダール・スタジアム視察
ナバラ州政府の招待により、サッカー・スペイン1部リーグに所属するクラブチームであるCAオサスナのルイス・サバルサ会長と、同クラブホームスタジアム(エル・サダール・スタジアム)で会談し、サッカーを通じた地域間交流のアイディアや、レノファ山口との将来的な交流などについて意見を交わし、前向きな発言を得ました。