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やまぐち産業イノベーション促進補助金の補助事業に関する実証試験の開始について
県では、今後の成長が期待される環境・エネルギー、医療、バイオ関連分野において、産学公金連携による研究開発・事業化の促進に取り組んでいます。
このたび、医療関連分野において、株式会社クオリアシステムズ(山口市)及び山口大学による研究開発グループが、やまぐち産業イノベーション促進補助金[ネクスト]を活用した補助事業について、実証試験を開始しますのでお知らせします。
1 補助事業の概要
(1)開発テーマ
遠隔並びに隔離環境における高度医療提供プラットフォームの開発
(2)研究開発グループ
・株式会社クオリアシステムズ(山口市)
〔システム全体の研究開発〕
・国立大学法人山口大学(大学院医学系研究科脳神経外科学講座)
〔画像供覧システムの研究・医療利用のフィールド検証〕
(3)事業概要
○ 高度医療を担う専門医のいない医療過疎地の患者は、専門医が在籍する大学病院等まで赴いて
診察を受けなければならず、その移動が患者や家族の負担となっています。
○ また、高齢患者にとっては、自身でIT機器を扱うことが困難であり、オンライン診療が進ま
ないといった問題もあります。
○ そのような問題を解消するため、医療過疎地の高齢患者が簡単に医療相談を受けられる遠隔通
信システムを構築します。
・遠方 の家族も診察に参加可
・高齢患者やIT機器に不慣れな人でも使用できる端末の開発 |
(4)支援内容
・やまぐち産業イノベーション促進補助金[チャレンジ](令和4年度)
・やまぐち産業イノベーション促進補助金[ネクスト](令和5年度)
2 実証試験の内容
(1)遠隔健康相談
(ア) 実施期間
令和6年1月16日(火曜日)から ※終了時期については未定
毎週火曜日 11時30分から
(イ) 実施場所
小野ふれあいセンター(宇部市大字小野字山根8294番地4)
(ウ) 実施内容
・本事業で開発した通信端末「ゼロタッチタブレット」を活用し、小野ふれあいセンター
から遠隔で山口大学医学部附属病院の専門医に医療相談
・遠方の家族も同時に参加可能
ボタンを1回押すだけで利用できる高齢患者やIT機器に不慣れな人でも使用できる通信端末 |
(エ)その他
詳細については、別添「案内チラシ」参照
(2)遠隔脳疾患相談
(ア) 実施期間
令和6年1月中に開始予定
(イ) 実施場所
美祢市立病院
今後、山間部や山陰地域の病院を中心に実施予定
(ウ) 実施内容
・病院から希望者に「ゼロタッチタブレット」を貸し出し、自宅にいながら遠隔で山口大学
医学部附属病院の専門医に脳疾患に関する医療相談
・遠方の家族も同時に参加可能
3 開発関係企業等の概要
企業等 | 株式会社クオリアシステムズ | 国立大学法人山口大学 |
---|---|---|
代表者 | 代表取締役 池田 直人 | 学長 谷澤 幸生 |
住所 |
■本 社 東京都杉並区高円寺南4丁目26−16 ■山口支社 山口市大内長野825番地1 |
山口市吉田1677-1 |
資本金等 | 1,000万円 | 162億円 |
従業員等 | 31名 | 2,807名 |
事業内容 | Webアプリケーション開発・運用等 | 教育・学術研究機関 |
問い合せ先 |
商品開発部 吉田 透 Tel:03-5941-6055 Mail:toru@qualias.jp |
医学部総務課広報・国際係 西村 Tel:0836-22-2009 Mail:me268@yamaguchi-u.ac.jp |
お問い合わせ先
イノベーション推進課
Tel:083-933-3150
Fax:083-933-3159
Mail:a16900@pref.yamaguchi.lg.jp