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先進的なスマート林業技術の現地検討会開催

ページ番号:0235111 更新日:2023年11月17日更新

1 趣旨

長門市で先進的なスマート林業技術によるレーザー機器を活用した立木評価や、ライブ中継による境界確認などの現地検討会が開催されますので、お知らせします。

2 日時

令和5年11月22日(水曜日)13時から16時まで

 

3 主催

 (一社)リフォレながと

 

4 集合場所

長門市役所三隅支所(長門市三隅中1473)

 

5 日程

時刻

内容

場所

13時00分

集合

オリエンテーション

長門市役所三隅支所

13時30分から

レーザー機器を活用した立木評価

ICTハーベスタの活用

長門市市有林

 (長門市三隅浅田)

14時40分から

山林現場とのライブ中継による境界確認

植栽地での通信センサーカメラを活用した捕獲

長門市役所三隅支所

 

6 内容

(1) レーザー機器を活用した立木評価

リフォレながとでは、調査員が皆伐対象のすべての木を手作業で実測する毎木調査を行い、立木評価を行っています。

 今回、10m単位で設置計測するOwl、1本毎に計測するMapry、歩行計測するLa03の3タイプの地上レーザー計測により、立木評価の高精度・省力化を目指します。

 

(2) ハーベスタを活用した造材

三隅二条久保地区の個人有林で、ICTハーベスタによる伐倒・枝払い・造材を行います。AIの支援を受けながらバリューバッキング(伐倒した立木を最高の価格になるように造材の長さを決める機能)やマーキング(造材に色付けする機能)などを活用して、ながと型住宅用材の優先的な造材や材長が違う梱包材用など多種多様な造材を目指します。

 

(3) アクションカメラを活用した境界確認

山林の調査・伐採を行う場合、所有者間での境界確認を行う必要があります。しかし、現状は森林所有者の高齢化や市外への移住等により、現地での境界確認が困難になっています。その問題の解決策として、作業員のみが現地に行きアクションカメラによる会議室等とのリアルタイム中継での境界確認を行います。

 

(4) ICT通信センサーカメラを活用した捕獲

リフォレながとは、皆伐後の再造林を100%実施することとしています。しかし、長門市はシカの生息密度が高い地域でもあるため、獣害対策を併せて行わなければなりません。獣害対策では、獣害防護柵による防除と合わせて、捕獲も重要と言われており、植栽木を食べるために鹿が獣害防護柵周辺に集まる習性を利用して、捕獲を行います。捕獲は、山口県長門猟友会と協力し、通信センサーカメラや2022年に長門市で解禁となったくくり罠を導入することによって、捕獲や巡視の効率化を図り、ジビエへの活用も行います。

 

7 参加者

新しい林業推進協議会委員、長門市林業・木材産業成長産業化推進協議会、県内林業事業体、長門市、山口県

 

8 問い合わせ先

(一社)リフォレながと 管理部長 山中(Tel 0837-27-0143)

 

9 参考

(一社)リフォレながと(代表理事:江原達也)は、山口県西部森林組合と長門建設業協同組合、長門林産物需要拡大協議会、長門市の出資により「長門市の林業及び木材産業の成長産業化」を図ることを目的として令和2年4月1日に設立。

今回の現地検討会は、「新しい林業に向けた林業経営育成対策経営モデル事業(林野庁公募事業)」によるもので、農林総合技術センターは代表支援機関として参画している。

 

 

    集合場所 長門市役所三隅支所 位置図

 

会場位置図