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水産インフラ輸出構想に係る実証開始に伴うイベントの実施について
県は、地元産業界と一体となって「水産インフラ輸出構想」を推進しており、このたび、県内企業が、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業(普及・実証・ビジネス化事業)」を活用して、ベトナム・キエンザン省において、製氷機等を整備し、漁獲物の鮮度保持に係る実証を開始することとなりました。
これに伴い、下記のとおり、ベトナムにおいて、実証開始をPRするイベントを実施しますので、お知らせします。
記
1 国際的な水産展示会への山口県ブースの出展
(1)展示会名:AQUACULTURE VIETNAM2023(アクアカルチャーベトナム2023)
(2)期間:令和5年10月11日(水曜日)から同月13日(金曜日)まで
(3)場所:サイゴンエキシビション&コンベンションセンター(ホーチミン市)
(4)主催:インフォーマ マーケッツ(国際的な展示会主催企業)
(5)内容:水産インフラ輸出構想、実証事業の概要等の説明(パネル展示、動画上映等)
2 実証開始式
(1)日時:令和5年10月14日(土曜日)
(2)場所:アントイ港(キエンザン省・フーコック島)
(3)主催:キエンザン省、山口県
(4)内容:祝辞、製氷機の始動セレモニー、設備見学等 ※調整中
(5)出席者:山口県 産業労働部長、イノベーション推進課長ほか
県内企業 実証事業関係企業
関係機関 JICAベトナム事務所ほか
キエンザン省関係者 ※調整中
3 実証設備見学会
(1)日時:令和5年10月15日(日曜日)
(2)場所:アントイ港(キエンザン省・フーコック島)
(3)主催:山口県
(4)内容:実証に使用する鮮度保持効果の高い製氷機及び漁船の見学
(5)対象者:キエンザン省の水産関連企業、ホテル、レストランの関係者等
4 参考
(1)水産インフラ輸出構想について(平成28年10月策定)
漁獲、加工など一連の水産関連企業の立地がある本県の強みを活かし、漁獲から流通に至る一連の鮮度管理システムの導入に高いニーズがあるベトナム等ASEAN地域に対して、パッケージでインフラ輸出を行い、関連企業の業績拡大を通じた県経済の活性化を図るもの
(2)実証事業の概要について
ア 事業内容
ベトナム国キエンザン省において、保冷効果の高いレムアイスとFRP魚艙、水揚げ後の品質評価技術を組み合わせた「鮮度保持システム」を構築し、鮮度管理による水産物のロスの削減と高付加価値化を実証
イ 事業費(概算額)
2億円
ウ 事業期間(予定) ※JICAから参加企業への業務委託期間
令和4年1月から令和6年8月まで
エ 参加企業
企業名 |
役割 |
(株)豊物産 |
レムアイス供給制御システムの整備・構築 |
(株)ニシエフ |
貯氷タンクと魚艙のFRP化 |
フジミツ(株) |
漁獲物の高品質化や流通に関する技術的評価、助言 |
オ イメージ図
注
1 レムアイス:シャーベット状に氷と海水を攪拌した鮮度保持効果が高く魚を傷つけにくい氷
2 FRP:繊維強化プラスチック(樹脂などにガラス繊維や炭素繊維などの繊維を複合して強度を向上させた強化プラスチック)