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山口県農業試験場跡地利用基本構想の策定について ~新しい「未来のまち」モデルの構築に向けて~
令和5年4月に「農林業の知と技の拠点」(防府市)に移転・統合される山口県農業試験場について、県では、今後の跡地利用を総合的かつ効果的に進めるため、地元山口市と連携し、「山口県農業試験場跡地利用基本構想」を策定しましたので、公表します。
なお、山口県農業試験場跡地利用基本構想は、県管財課のホームページに掲載しています。
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/4/
山口県農業試験場跡地利用基本構想の概要
1 跡地利用の方向性等
山口県農業試験場跡地を活用した「未来のまち」の構築に向け、以下の対応方針、コンセプト、プロジェクトで取り組む政策テーマを設定
対応方針
「やまぐちの未来のまち創造プロジェクト」の実施
「未来のまち」のコンセプト
みんなで紡ぐ 幸せのまちづくり~誰もがつながり合い、共に活躍し、心豊かな生活が続いてゆくまち~
プロジェクトで取り組む3つの政策テーマ
1 生涯活躍のまちづくり
高齢者をはじめ、多様な人々がそれぞれの個性を尊重し、希望に応じて能力を発揮することで、生涯を通じて健康でアクティブに活躍することのできる、「顔のわかるコミュニティ」を創造していきます。
2 スマートシティの実現
光ファイバや5G等による情報通信環境を整え、都市機能の最適化と暮らしの利便性・快適性向上に向けた様々な「やまぐちDX」の社会実装を進めます。
3 脱炭素化の推進
省エネルギーのための幅広い取組と再生可能エネルギー等の積極的な導入により、脱炭素社会のモデルとなるまちづくりに挑戦します。
2 ゾーニングの考え方について
「みんなで紡ぐ 幸せのまちづくり~誰もがつながり合い、共に活躍し、心豊かな生活が続いてゆくまち~」を構築するために必要と考える構成要素を設定
取り入れる構成要素
A 高齢者をはじめ、多様な人々がそれぞれの役割をもって活躍できる「多世代共生」
B 大内地域交流センターやグラウンドを核とした「地域交流」
C 未来ある「子ども」のための遊び場
D 公園などの「安らぎ・憩い」の場
E 誰もが学び・遊び・楽しめる「学・遊・楽」
F 多様な人々がそれぞれの個性に応じた夢と希望が叶う「チャレンジ・しごと」
3 民間活力の導入等
適切な官民の役割分担の下、積極的な民間活力の導入を図ることとし、PFI事業の導入など様々な事業手法を検討
また、事業用地は、開発資金調達の負担軽減を図るとともに、県として一定の権限行使を留保するため、長期有償貸付を基本に検討