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『山口県史 通史編 近世』の刊行について
このたび、山口県史の最終回(第40回)配本として、『山口県史 通史編 近世』を下記のとおり刊行することとなりました。
県民の皆様に広く閲覧していただけるよう、県内の公立図書館、博物館等に配付するとともに、県内の大学、高等学校、中学校、小学校及び県外の国・都道府県立図書館等にも配付します。
なお、購入希望者への販売方法は、1月16日(月曜日)に県史編さん室ホームページに掲載する予定です。
記
1 名称
『山口県史 通史編 近世』(概要は、下記のとおり)
2 編さん担当部会
近世部会
部会長 田中 誠二(山口大学名誉教授)
専門委員 木部 和昭(山口大学教授)
〃 森下 徹(山口大学教授)
〃 脇 正典(山口県地方史学会会長・学校法人脇学園理事長)
3 県史編さん室ホームページ
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/98/
『山口県史 通史編 近世』について
1 本巻の概要
(1) 本巻は、概ね関ヶ原の戦いがあった慶長5年(1600年)から19世紀半ば頃までの本県の歴史を、藩政の動向、領国経済、地域社会、国際関係及び文化の観点から7編に分けて叙述した。
(2) 藩政の動向では、萩藩を軸に、前期・中期・後期の三期に区分し、幕藩関係、本支藩関係、藩政機構の整備や諸職の成立、検地・年貢、藩財政、諸改革等の特徴や変遷を具体的に叙述した。
(3) 各編においては、日本史の展開過程との関係や国際関係に留意し、政治・経済・文化等について地域の特性が浮き彫りになるよう叙述した。
(4)既刊の『史料編 近世』全7巻の成果をもとに、最新の研究成果を積極的に取り入れ、学問的に支持される内容とし、教育の場でも活用できるよう基本的な内容に関しても叙述するよう配慮した。
項目 | タイトル | 頁数 |
---|---|---|
第1編 | 前期藩政の動向 | 140頁 |
第2編 | 中期藩政の動向 | 140頁 |
第3編 | 後期藩政の動向 | 118頁 |
第4編 | 領国経済のしくみ | 202頁 |
第5編 | 地域社会のしくみー防長の町と村ー | 172頁 |
第6編 | 東アジアのなかの防長地域 | 90頁 |
第7編 | 伝統社会の育む文化 | 212頁 |
その他 | 口絵・序・凡例・目次・索引等 | 54頁 |
計 | 1128頁 |
付録 絵図1点 「葛飾屋敷図」(A1版)