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第68回山口県漁村青壮年女性活動実績発表大会の結果について
1 概要
本日、下関市シーモールパレスで開催された標記大会において、県下各地域の青壮年3グループ、女性1グループが活動実績の発表を行い、青壮年の部、女性の部のそれぞれについて審査した結果、下記2グループが最優秀グループとして選定、表彰されました。
これら最優秀グループは、山口県代表として3月2日にオンラインで開催される第27回全国青年・女性漁業者交流大会に参加し、活動実績を発表します。
2 最優秀グループ
青壮年の部
発表者:濱田 秀樹(はまだ ひでき)
所属団体:山口県漁業協同組合山口県漁協田布施支店 水産加工グループ「新鮮田布施」
発表テーマ:決起!そして未来へつなぐ「新鮮田布施」
発表概要:
「新鮮田布施」は、6次産業化に取り組む水産加工グループであり、未利用魚を加工販売することで、2.4倍の所得向上につなげてきた。
メンバーの高齢化という課題に対して、新規就業者を「新鮮田布施」に加入してもらうことにより、活動を継続している。
コロナ禍の今、市場価格に左右されない取組は、新規就業者のみならず、多くの漁業者の収入の下支えに大きく貢献している。
「新鮮田布施」が新規就業者を育て、その新規就業者が「新鮮田布施」を育て、未来へつないでいく、そうした理想のかたちを目指して、私達はこれからも活動を続けていく。
女性の部
発表者:江本 豊美(えもと とよみ)
所属団体:山口県漁協粟野支店女性部
発表テーマ:エゴノリ100%の『おきゅうと』を後生に、私たちの挑戦
発表概要:
山口県漁協粟野支店女性部は、昭和29年に設立され、現在、部員20名で活動している。
高齢化による漁業の衰退によって浜の活気が失われていくのを防ぐために昔よく食卓に並んでいたエゴノリ100%の「おきゅうと」を地元の名物にすることを目標に活動を行ってきた。
「おきゅうと」の認知度を上げるため、新しい食べ方を提案し、積極的に試食販売を重ねた結果、口コミで評判が広がり、販売数と売上額は約2倍に増加した。
さらに、エゴノリの保全のため、水産大学校の先生による藻場調査、報告会を行うなど、保全の機運が高まっている。
今後は新商品開発にもチャレンジし、粟野の魅力をもっと伝えていきたい。
3 発表者一覧
発表者 | 所属団体 | 発表テーマ |
---|---|---|
濱田秀樹 | 山口県漁協田布施支店 水産加工グループ 「新鮮田布施」 |
決起! そして未来へつなぐ「新鮮田布施」 |
小林健児 | 山口県漁協吉佐統括支店 ハモ協同出荷協議会 |
浜からの新しい風 ~ハモ共同出荷の改革を通じて~ |
松田穣 | 山口県漁業協同組合 奈古支店 |
~子供の頃の夢を形に~ 小さな町の新たな挑戦!独立雇用併用型研修 |
江本豊美 | 山口県漁協粟野支店女性部 | エゴノリ100%の『おきゅうと』を後生に、私たちの挑戦 |
(※発表順)
4 参考:第68回山口県漁村青壮年女性活動実績発表大会の概要
- 目的
漁業経営・漁村生活改善の担い手として活躍している漁村青壮年・女性が集い、お互いの知恵や技術を活かした先進的な活動実績を発表し、豊かで創造力に富む漁村を築くことを目的とする。 - 主催
山口県実績発表大会実行委員会(委員長:森(もり)友(とも) 信(まこと) 山口県漁協代表理事組合長) - 大会概要
漁村青壮年女性活動実績発表、審査及び表彰
お問い合わせ先
水産振興課
Tel:083-933-3546
Mail:a16500@pref.yamaguchi.lg.jp