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「救急現場における心肺蘇生を望まない傷病者への対応」の運用開始について
救急現場において救急隊が、心肺蘇生を望まない意思を示される傷病者の意思を尊重しなければならない場合に、一定の要件※を満たしている場合のみ、心肺蘇生を中断し「かかりつけ医等」又は「家族等」に傷病者を引き継ぐことができることとした運用が、令和3年11月1日(月曜日)から開始されます。
※ 一定の要件については、別添「県運用骨子概要」を参照ください。
1 実際に運用する5つの地域メディカルコントロール協議会(地域MC)【構成消防】
- 東部地域MC 【○岩国地区消防組合消防本部、柳井地区広域消防本部】
- 周南地域MC 【○周南市消防本部、下松市消防本部、光地区消防組合消防本部】
- 山口・防府地域MC 【山口市消防本部、○防府市消防本部】
- 宇部・山陽小野田・美祢・萩地域MC 【○宇部・山陽小野田消防局、美祢市消防本部、萩市消防本部】
- 下関・長門地域MC 【○下関市消防局、長門市消防本部】
※ ○が事務局消防
2 運用開始までの動き
令和3年2月18日 山口県救急業務高度化推進協議会(県MC)にて、運用骨子が承認される。
令和3年8月~9月 各地域MCにおいて、県骨子を基にした運用要綱等が承認される。
令和3年10月18日 地域MCの調整機関として、県MCが運用開始日を決定する。
令和3年11月1日 各地域MCにおいて運用を開始する。
《参考》「山口県救急業務高度化推進協議会」について
- 会長 鶴田良介(山口大学医学部附属病院副病院長)
- 委員・幹事 委員17名、幹事29名(消防関係者、医療関係者、県関係部署)
- 設置(H8年~)
- 傷病者の搬送及び傷病者の受入れの実施に関する基準に関し、必要な情報の提供、助言等を行う。
- 全県的な救急業務体制の充実・強化を図るため、メディカルコントロール※体制の整備を進める。
※ メディカルコントロールとは、傷病者の救命率や予後の向上のため、救急救命士に対する医師の指示・指導、救急活動の事後検証、救急救命士の教育等により、医学的観点から救急救命士の救急救命処置の質を保証することをいいます。
《参考》「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」について
厚生労働省が啓発する、人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスです。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。
「https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html<外部リンク>」
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