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スマート農業研究の一環で岩国レンコンをドローンで調査 ~「全国初!レンコンの病害発生を空から推定して危険度マップを作成し、インターネットで提供」について研修会を開催~

ページ番号:0103310 更新日:2021年9月27日更新

1 概要

 岩国市のレンコン産地では、これまで土壌病害であるレンコン腐敗病の被害に悩まされてきました。
 山口県農林総合技術センターがこれまで行った研究成果から、レンコン腐敗病に感染したレンコンでは、8月下旬から9月上旬にかけて葉が枯れる症状が急速に進展することがわかりましたが、栽培期間のほ場は葉が繁茂しており、ほ場内に入って病害の発生状況を確認することは大変困難です。
 このため、山口県農林総合技術センターと山口大学が協力して、全国で初めてドローン空撮した画像等を活用してレンコン腐敗病の危険度マップを作成し、インターネットおよび市場内に設置したパソコンで農家に提供します。
 研修会ではこうした取り組みを説明します。

2 日時

 令和3年10月1日(金曜日)
 1回目:午後1時30分から午後2時30分まで
 2回目:午後3時から午後4時まで
※ 1回目、2回目は同じ内容で、密を避けるため2回に分けて開催します。

3 場所

 岩国市尾津町5丁目 岩国地方卸売市場 2階大会議室(説明会場)

4 内容

  1. ドローンを使ったレンコン腐敗病の調査
  2. 自分のほ場の腐敗病危険度を確認する方法
  3. れんこん振興協議会での閲覧方法

5 参集範囲

 レンコン栽培農家、岩国れんこん振興協議会、山口大学農学部、岩国農林水産事務所農業部、山口県農林総合技術センター

6 問い合わせ先

 山口県農林総合技術センター農業技術部資源循環研究室
 担当 溝部 信二(みぞべ しんじ)(Tel 083-927-7037)

参考

岩国れんこん

 岩国市内で、生産者約200名が約200ha栽培しています。主要な栽培品種「白花種」は、粘りがあっておいしいと高い評価を得ています。地元の岩国市地方卸売市場をはじめとする県内市場や、広島市場を中心に出荷する他、贈答用としての需要も多く、宅配も盛んに行われています。

レンコン腐敗病

 土壌伝染する難防除病害で、フザリウム菌やピシウム菌に感染したレンコンの根茎の内部は褐色から黒色に変色して腐敗します。山口県農林総合技術センターでは、レンコン腐敗病の発生生態の解明と防除対策の確立に取り組み、レンコンの腐敗病に感染した株は、葉に特徴的な枯死症状が発生することを確認しました。

試験計画の概要

 山口県農林総合技術センターのホームページ→試験研究課題→新規研究課題一覧→平成31年度(2019年度)新規研究課題 で提供しています。(https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a17201/nougyou/kikaku/2019shinnki.html)

ドローンの飛行について

 米海兵隊岩国基地と関西空港事務所の許可を得ており、技能資格証明を受けたオペレーターが実施しています。

ドローンの飛行についての画像

お問い合わせ先

農林総合技術センター
Tel:083-927-7037
Fax:083-927-0214
Mail:a17201@pref.yamaguchi.lg.jp